SHARE 0
SHARE 0
目標コンバージョン単価とは?メリットや導入方法・注意点を解説
Web広告 |
こんにちは。広告運用代行サービス「AIアナリストAD」ライターチームです。
Google広告を運用するときは、目標コンバージョン単価への理解が欠かせません。この記事では、Google広告の運用を一任された担当者のために、「目標コンバージョン単価とは何か」や設定手順、メリットや注意点などについて解説します。目標コンバージョン単価の設定に困っている人は、この記事の内容を参考にしてみてください。
目次
- 目標コンバージョン単価とは
- 目標コンバージョン単価を利用するメリット
- 目標コンバージョン単価の設定方法
- 目標コンバージョン単価を利用するときの注意点
- 目標コンバージョン単価の設定に悩んだ場合は外注も検討する
- まとめ
目標コンバージョン単価とは
目標コンバージョン単価について詳しく解説します。
コンバージョンとは
サイト運営において目標とする数値をコンバージョン(Conversion)といい、略称の「CV」で表されます。
何をコンバージョンとするかはサイトの運用目的やマーケティング戦略などによって変わります。例としては「PV(ページビュー数)の獲得」や会員登録、問い合わせなどにつながった数などがあげられるでしょう。
Google広告では、一般的に広告をクリックしてサイトを訪問したユーザーが問い合わせや商品の購入などの行動をすることをコンバージョンとしています。
目標コンバージョン単価は自動入札機能のなかの一つ
目標コンバージョン単価は、設定した単価の範囲内でコンバージョンを達成できるように自動で入札単価を設定するGoogle広告の機能です。Google広告で提供されている自動入札機能の一つとして利用できます。
目標コンバージョン単価は、あくまで「この単価の範囲でコンバージョン達成したい」という「目標」にすぎません。コンバージョンの内容によっては、実際の入札単価が目標コンバージョン単価の範囲を超えて変動する場合があります。
目標コンバージョン単価以外の自動入札機能
Google広告の自動入札機能は目標コンバージョン単価だけではありません。そのほかの自動入札機能は以下のとおりです。
クリック数の最大化 | クリック数を予算内で最大化できるように入札単価を自動調整 |
---|---|
目標インプレッション シェア | Google 検索の結果表示ページ上で最上上位・上位表示される、あるいは、任意の場所に表示されるように入札単価を自動設定する |
目標広告費用対効果 | 設定された目標広告費用対効果でコンバージョン値が最大になるように入札単価を自動調整する |
コンバージョン数の最大化 | コンバージョン値が最大になるように、予算全体の使用を前提として入札単価を自動設定する |
コンバージョン値の最大化 | コンバージョン値が最大になるように、予算を過不足なく消化することを前提として入札単価を自動設定する |
目標コンバージョン単価を利用するメリット
主なメリットである「コンバージョン率を維持しやすい」「分析する手間が省ける」について、以下で解説します。
CPAを維持しながらコンバージョンを獲得できる
目標コンバージョン単価を設定すると、設定した金額を超えないように入札単価が自動で最適な数値に調整されます。これにより、CPAを維持しながらコンバージョンを増やすことができます。
分析する手間が省ける
コンバージョン率を上げるために入札単価を手動で調節する方法もあります。しかし、コンバージョン率の推移を頻繁にチェックしたり、入札単価をいくらに変更すべきかを検討したりするのには手間と時間がかかってしまいます。
その点、目標コンバージョン単価を利用すればAIが入札単価を自動で調節するため、手間をかけずにコンバージョン単価を達成しやすくなります。
目標コンバージョン単価の設定方法
ここでは、Google広告の管理画面上で目標コンバージョン単価を設定する方法や手順について解説します。
目標コンバージョン単価の設定手順
以下の手順で目標コンバージョン単価を設定できます。
1.Google広告の管理画面にログインする
2.管理画面上部のメニューにある「ツールと設定」をクリックする
3.「共有ライブラリ」内に表示される「入札戦略」をクリックする
4.「新しいポートフォリオ入札戦略」左にある「+」をクリックする
5.「目標コンバージョン単価」をクリックする
6.入札戦略を区別するための名前と目標コンバージョン単価を入力、キャンペーンを選択し、保存をクリック
※6.におけるキャンペーン選択と目標コンバージョン単価の記入については、任意です。
目標コンバージョン単価の設定基準
企業の目標や取り扱う商品のグレード・量などにより、目標コンバージョン単価は違います。
目安として、単価が高く販売個数があまり多くない商品を取り扱うサイトの場合、目標コンバージョン単価は、平均的な粗利程度に設定します。一方、単価が低く販売個数が多い商品を販売するサイトでは、「粗利×平均購入回数」を目標コンバージョン単価の参考にするとよいでしょう。
設定した目標コンバージョン単価の数値が少ないと、コンバージョン数が減少する可能性もあるため、結果に応じて調整しましょう。
目標コンバージョン単価を利用するときの注意点
目標コンバージョン単価を利用するときには、いくつか注意点があります。以下の注意点に留意し設定を行ってください。
適切な分析結果を出すまでに時間がかかる
目標コンバージョン単価の設定後、Google広告のAIは広告を表示しつつコンバージョンのデータを蓄積して学習します。十分なデータを獲得して適切な分析結果を出すまで、一定の時間が必要です。それまでは、設定値の大きな変更は避けた方がよいでしょう。変更すると、AIの学習期間がリセットされてしまい、分析結果がでるまでにさらに時間がかかってしまいます。
配信量が減る可能性がある
目標コンバージョン単価を低く設定しすぎた場合、入札で負けてしまい広告を配信できないおそれがあります。その結果、広告の配信量が減少し、広告の効果が十分に得られないかもしれません。広告配信量が少ないときは、過去のコンバージョン単価平均値なども確認し、手動で調整するほうがよいでしょう。
クリック単価(CPC)が高騰することがある
目標コンバージョン単価を高く設定した場合、クリック単価が予想以上に高くなるケースがあります。Google広告のAIがコンバージョン目標値を達成しようとして入札単価を上昇させることにより、クリック単価も高騰してしまうからです。場合によっては、平均クリック単価が数千円、数万円まで上がるケースもあるため注意してください。
CPC高騰を防ぐためには上限CPCを設定する
予想外のクリック単価高騰を防止する対策として、目標コンバージョン単価を設定するときにクリック単価の上限を決めておくとよいでしょう。上限CPCはポートフォリオ入札戦略の設定画面上で設定できます。ただし、上限CPCの設定値を低くしすぎると広告表示数も減るおそれがあるため、結果を見ながら調整するようにしましょう。
自動入札だが戦略は必要
Google広告の自動入札機能は便利ですが、だからといって、何も対策をせずに放置していても成果があがるというわけではありません。コンバージョン率やクリック単価などのデータを観察しながら、目標コンバージョン単価を調節したり、クリック単価の上限値を設定したりといった、戦略が必要です。
目標コンバージョン単価の設定に悩んだ場合は外注も検討する
目標コンバージョン単価の設定や調節など、Google広告をうまく利用するのは難しく、知識や経験に裏打ちされたコツが必要です。Google広告を上手に運用できていない場合は、プロへの外注も検討してみてはいかでしょうか。AIアナリストADは低価格でパフォーマンスが高い広告運用代行サービスのため、広告運用に悩んでいる担当者におすすめです。
まとめ
目標コンバージョン単価はGoogle広告の自動入札機能のなかのひとつです。自動といっても、運用しながらデータをチェックして臨機応変に適切な値への設定を調整するなどのコツが必要です。
30,000サイトを改善した実績を誇る広告運用代行サービス「AIアナリストAD」は、きめ細かい入札調整から最適な予算配分まで一貫して、効率的な広告運用を低コストでサポートします。Web広告の運用にお悩みの人は、お気軽にご相談ください。
この記事の執筆者
株式会社WACUL
株式会社WACUL(ワカル)は、「Webサイト分析をシンプルに」というビジョンのもと、簡単にWebサイト改善の方針を手にすることができる世の中を実現します。