リワード広告とアフィリエイト広告の違いとは?仕組みやメリットを解説

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こんにちは。広告運用代行サービス「AIアナリストAD」ライターチームです。

企業の広告担当者、とくにアプリ広告を担当している人には、リワード広告の活用がおすすめです。リワード広告は、自然な流れでユーザーにアプリのインストールを促すという効果が期待されています。この記事では、リワード広告について詳細に解説します。アフィリエイト広告など、似ている用語との違いについても解説しますので、ぜひ参考にしてください。

目次

リワード広告とは?

リワード広告は成果報酬型広告であるアフィリエイト広告のなかの一つです。成果報酬型広告とは、ユーザーがリンクをクリック、もしくはリンク先で商品を購入など、あらかじめ設定したコンバージョンを達成したときに、報酬が発生する広告の種類です。

リワード広告も、ユーザーが自社アプリのインストールや動画の再生などを行うと報酬が発生します。ただ、リワード広告の特徴として、報酬は現金ではなくサイト内で使用可能なポイントが付与されます。ポイントといっても、ショッピングサイトのポイントに変換できるなど、実際の買い物に活用できるものもあります。

リワード広告は、ユーザーにアプリの初回インストールを促したいときによく使われます。リリース直後のアプリや、なかなかインストール数が増えないアプリに対して効果が期待されています。

リワード広告の仕組み

リワード広告は、ユーザー、ポイントサイト、広告主の三者が関係します。ポイントサイトとは、多数のリワード広告を掲載し、ユーザーに紹介するサイトのことです。ユーザーがリワード広告の条件をクリアしたときにポイント付与する役割をもっています。

広告主は、広告費を支払ってポイントサイトにリワード広告を出稿し、ポイント付与の条件や付与するポイント数を設定します。ユーザーはポイントサイトに掲載されている広告を自由に選び、リワード広告の条件を達成したあとにポイントを受け取ります。

リワード広告を掲載する場合、このようなポイントサイトに依頼することが一般的です。

リワード広告と似ている広告

リワード広告と似ている広告として、アフィリエイト広告、ブースト広告があります。それぞれどのような広告か、リワード広告との違いについて解説します。

アフィリエイト広告

アフィリエイト広告は、ユーザーがあらかじめ設定した条件を達成すると報酬が発生する成果報酬型広告のことです。アフィリエイト広告は、広告主、アフィリエイトASP(以下ASP)、アフィリエイター、ユーザーの4者が関係しています。

アフィリエイターがASPに掲載されている広告を選んで、自身のブログやサイトに掲載します。その広告をユーザーがクリック、もしくはクリック後商品購入などをすると、報酬を得られるという仕組みです。

リワード広告とアフィリエイト広告との違い

アフィリエイト広告では、掲載した広告に対して、ユーザーがクリックや動画の再生などのアクションを起こしたときに、アフィリエイターに対して報酬が発生します。そのため、アフィリエイト広告では、アフィリエイターが報酬を得られるタイミングをコントロールできません。

一方、リワード広告では、アクションを起こした人自身が報酬を得られます。報酬が発生するタイミングが自身の行動によるものであるため、ユーザーが達成感を得られやすいでしょう。

ブースト広告

ブースト広告とは、短期間の間にリワード広告を大量に掲載する広告手段のことです。短期間ではありますが、リワード目的に多くのユーザーがインストールや動画再生を行うため、一時的にランキングの順位を押し上げられます。ただ、ブースト広告は実際の人気と乖離してしまうという点で問題視されるという側面もあります。

リワード広告とブースト広告の違い

ブースト広告は、リワード広告を短期間の間に大量に出稿することを指します。両者はまったく別物ではなく、リワード広告を使った広告手段がブースト広告です。アフィリエイト広告の一つがリワード広告、リワード広告のなかの一つがブースト広告という関係性になっています。

リワード広告のメリット

リワード広告を活用すると、以下のようなメリットを得られます。

アプリ使用者を短期的に増やせる

アプリのインストールは面倒な行為であると感じるユーザーもいるかもしれません。しかし、リワード広告では、リワード(報酬)を得られるため、ユーザーのアプリインストールに対する心理的ハードルを下げられます。

また、リワード広告出稿の間は、短期的にユーザーのアプリインストールが集中しやすいです。そのため、アプリストアでのランキング広告向上も期待できるでしょう。

ランキング上昇による他ユーザーへのアピールが可能

リワード広告によりランキング上昇すると、リワード広告を利用していないユーザーのアピールにもなります。アプリストアのランキング上位に掲載されるということは、無料で広告を出してもらえている状況と同じといえます。また、ランキング上位にあるアプリに対しては、信頼感を抱きやすいというユーザーも多いです。

そのため、リワード広告は結果として認知度や信頼度のアップにつながるでしょう。

ユーザーに悪印象をもたせない

ユーザーにとって、広告はすべて好意的なものであるとはいえません。Webサイトをみているときに邪魔だと感じる、企業側の売り込みを感じて辟易する、といった感情を抱くユーザーもいるでしょう。

しかし、リワード広告はユーザーにとって報酬を得られるというメリットがあるため、比較的好意的に感じられることが多いようです。ポジティブな気持ちでアプリインストールや動画再生などを行うため、企業に悪印象を抱きにくくなります。

リワード広告運用時の注意点

リワード広告運用をするときにはいくつか注意点があります。効果的に運用するために参考にしてください。

アクティブ率の維持が難しい

リワード広告は、初回のアプリインストールやサービス入会に効果的な広告です。ユーザーが自社のアプリやサービスを認知するきっかけになるでしょう。

しかし、その後アプリやサービスを利用しても報酬は得られないため、アクティブ率の維持が難しいとされています。リワード広告を出稿するだけでは、安定した売上は期待できません。アプリやサービスの内容を充実し、報酬目的で使用開始したユーザーのアクティブ率を維持していかなければなりません。

動画広告の場合は制作コストがかかる

リワード広告では、動画再生を報酬とする場合も多くあります。ただし、動画にする場合、動画の作成コストがかかってしまいます。動画は画像や文章の作成よりも作成費用がかかるものであるため、ある程度の予算が必要です。

あまりに簡素な動画を配信してしまうと、ユーザーが信頼できないアプリなのではないか、と考えるケースもあります。リワード広告に動画制作コストをかけるだけの成果をみこめるのかどうかしっかりと検討しましょう。

商品によって向き不向きがある

リワード広告は短期集中型の広告であるため、短期間に広告費の負担が多くなるという特徴があります。その間に多大な広告費をかけても、その分の売上がみこめる商品でないとリワード広告は向いていません。

また、リワード広告はインターネットを介して行うため、Web上で購買できる商品や利益が生じるアプリなどが向いています。オフラインで売買するものの認知度アップにはあまり向いていません。アプリを提供するサービスにはぴったりの広告でしょう。

まとめ

リワード広告は、アプリのインストールやサービス入会をしてくれるユーザーに報酬が発生する広告です。そのため、ユーザーは楽しみながら自社のサービスを利用してくれるでしょう。認知度アップを目的として利用するときにおすすめの広告形態です。

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この記事の執筆者

株式会社WACUL

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