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インスタ広告とは?特徴やメリット・配信するための設定について詳しく解説
Web広告 |
こんにちは。広告運用代行サービス「AIアナリストAD」ライターチームです。
インスタ広告とは、Facebook社による広告配信方法のひとつです。日本では4人に1人が利用しており、さらに利用者が増加傾向にあるインスタ広告は、多くのユーザーへアプローチ可能な広告として注目を集めています。この記事ではインスタ広告の基礎についてわかりやすく解説しています。ぜひ参考にしてください。
目次
- インスタ広告(Instagram広告)とは?
- インスタ広告の特徴およびメリット
- インスタ広告はおもに3種類
- インスタ広告のクリエイティブ種類
- インスタ広告におけるターゲティングの種類
- インスタ広告の課金方式
- インスタ広告を配信するための設定方法
- インスタ広告を出稿する際のポイント
- インスタ広告の活用事例
- まとめ
インスタ広告(Instagram広告)とは?
インスタ広告とは、SNSサービスの1つであるInstagram上に配信する広告のことです。Instagram広告はFacebookが提供しているFacebook広告を活用して配信されます。Instagramはユーザー数が多く、多くのユーザーにアプローチが可能で、Facebook広告同様、精度の高いターゲティングが可能である点も特徴としてあげられます。
インスタ広告の特徴およびメリット
ここでは、インスタ広告の特徴と、利用するメリットについて解説します。
ユーザー数が多い
Instagramは若い女性を中心として多くの人が利用するSNSです。世界中に5億人以上のユーザーが、日本だけでも3,300万人以上のユーザーがいるとされており、ユーザーは増加傾向にあります。
ブランディングに向いている
Instagramは画像や動画が画面の70~80%を占めるため、ターゲットの目を引きやすいのが特徴です。そのため、見映えのいい画像や動画を広告として利用することで、商品の認知向上やブランディングが期待できるでしょう。
精度の高いターゲティング設定
インスタ広告は、Facebook広告と同様の精度の高いターゲティング機能を備えています。具体的には、ユーザー属性や興味・関心などに応じてターゲットを細かく設定できます。ユーザーに興味や関心を持ってもらいやすい広告配信が可能になるでしょう。
動画広告の配信が可能
インスタ広告では、画像だけでなく動画広告を配信することもできます。動画広告は30秒まで出稿可能です。動画広告は画像以上にターゲットの目を引くため、認知度やコンバージョン率の向上にもおすすめです。
広告であることを感じさせない
インスタ広告は、自分がフォローしているユーザーの投稿の中になじむ自然な形で表示されます。そのため、広告に対するネガティブな印象を与えにくくなっています。
ユーザーの興味や関心を購買につなげやすい
Instagramは、興味や関心があることを探すツールとして使用されることも少なくありません。中には、インスタ広告を見て購買行動を起こす人もいるでしょう。ユーザーの興味を引く広告であれば、そのまま購買してくれるかもしれません。
インスタ広告はおもに3種類
ここでは、インスタ広告の種類について解説します。インスタ広告は、大まかに分けると3種類あります。広告の種類によって掲載される場所や見え方が異なるので注意してください。
ストーリーズ広告
ストーリーズ広告は、Instagramのストーリーズ(24時間で消える動画)上に掲載される広告のことです。日本人のストーリーズ利用率は世界の中でもトップクラスであるため、ストーリーズ広告も多くの人の目に止まる可能性があるでしょう。
フィード広告
フィード広告は、各ユーザーのフィード上に表示される広告のことです。フィード広告には、以下のように多彩なフォーマットがあるのが特徴です。
- 写真広告:一般ユーザーの投稿と同じように写真が表示される広告
- 動画広告:最大で60秒までの動画が利用できる広告
- カルーセル広告:複数の写真・動画を並べられる広告
- コレクション広告:広告をユーザーがタップすると商品を表示できる広告
目的に応じてフィード広告は使い分けるようにしましょう。
発見タブ
発見タブとは、アプリ内にある虫眼鏡マークをタップすると表示されるものです。ユーザーの興味や関心に基づくコンテンツが表示されます。ここにも広告を出稿できます。
インスタ広告のクリエイティブ種類
ここでは、インスタ広告におけるクリエイティブの種類について解説します。
ストーリーズ広告
ストーリーズ広告は、ストーリーズ投稿の間に配信される広告です。フォローしている人のストーリーズを見ていると配信されるため、自然な形で広告を流すことができます。また、ストーリーズ広告は画像と動画の両方に対応可能です。
フィード広告5種類
フィード広告は、フィード上で配信される広告です。ユーザーの投稿と同じデザインになるのが特徴で、以下のように全部で5種類あります。
- 写真広告
- 動画広告
- カルーセル広告
- コレクション広告
- インスタントエクスペリエンス広告
ここでは、それぞれについて解説します。
写真広告
写真広告は、一般ユーザーがフィード上に投稿する写真と同じような形で表示される広告です。広告らしさを感じさせないという特徴を持ちます。
動画広告
動画広告は、その名の通り動画形式による広告です。最大で60秒まで入稿でき、画像だけでは伝えられない商品の特徴や魅力を伝えることができるでしょう。
カルーセル広告
カルーセル広告は、複数の動画や写真を並べられる広告です。ユーザーはスワイプすることで複数の動画や写真を閲覧することができます。カルーセル広告では最大で10の動画・画像の掲載ができ、それぞれにリンクをつけることも可能です。
コレクション広告
コレクション広告では、画像や動画に興味を持ったユーザーが画像・動画をタップするとさらに多くの商品を見ることができます。そのため、商品の雰囲気などを伝えたい時の利用に向いています。
インスタントエクスペリエンス広告
インスタントエクスペリエンス広告は、以前までキャンバス広告と呼ばれていたものです。様々な表現ができるのが特徴で、ユーザーの興味や注目を集めやすくなっています。
インスタ広告におけるターゲティングの種類
ここでは、インスタ広告におけるターゲティングの種類について解説します。
コアオーディエンス
コアオーディエンスとは、Facebookが保有しているデータを活用して行うターゲティングのことです。利用者のデータや位置情報、興味・関心・繋がりといった情報に基づいてユーザーにリーチします。
カスタムオーディエンス
カスタムオーディエンスとは、出稿する企業が所有しているビジネス情報を活用して行うターゲティングのことです。具体的には、顧客データやサイト訪問履歴などを活用します。
Facebook類似オーディエンス
Facebookの類似オーディエンスでは、カスタムオーディエンスからリストを作成し、ターゲティングを行います。具体的には、特定のユーザーと顧客データや行動の特徴が類似しているユーザーに対して広告配信が行われます。
インスタ広告の課金方式
ここでは、インスタ広告の課金方式について解説します。各課金方式と課金の仕組みは以下の通りです。
課金方式 | 課金の仕組み |
---|---|
CPM(Cost Per Mille) | 広告が1000回表示されると課金される |
CPC(Cost Per Click) | 広告をクリックするたびに課金される |
CPV(Cost Per View) | 動画が10秒以上視聴されると課金される |
CPI(Cost Per Install) | 広告を経由してアプリがインストールされると課金される |
インスタ広告を配信するための設定方法
ここでは、インスタ広告を配信するための設定方法について解説します。
アカウントの連携を行う
まずは、FacebookとInstagramそれぞれのアカウントで設定します。
Facebookでの手順
- Facebookのビジネスホームのメニューから「ビジネス設定」を選択
- 画面左のメニュー内「Instagramアカウント」を選択
- 「追加」から「Instagramアカウントをリンク」を選択し、アカウント情報を入力してログイン
- 連携させるFacebook広告アカウントを選択(広告アカウントの作成方法はこの後に説明いたします)
広告アカウントを作成する
インスタ広告を出稿する場合、個人のアカウントとは別の広告アカウントが必要になります。広告アカウントの作成は、以下の手順で行ってください。
- Facebookページから「ビジネス設定」に移動する
- 「広告アカウント」→「+追加」を選択
- オプションの選択肢から適切なものを選択する
- 内容に沿って必要な情報を入力する
キャンペーンの作成を行う
アカウントができたら、キャンペーンの作成を行います。手順は以下の通りです。
- 「キャンペーン」→「+作成する」を選択
- マーケティングの目的を選ぶ
- キャンペーン名と予算を設定する
広告セットを設定する
キャンペーンができたら、広告セット(配信するターゲットや配信場所などに関する設定)を行います。
オーディエンスの設定
広告セットでは、まず配信するターゲット(オーディエンス)の設定を行います。設定するオーディエンスの種類は先ほど紹介した通りです。ターゲットを設定は「カスタムオーディエンス」「地域」「年齢」「性別」「言語」といった情報を設定します。
配置の設定
オーディエンスの設定ができたら、広告をどこに配置するか、掲載場所に関する設定を行います。設定は、広告マネージャー内で「配置」から設定画面へ移動し、「Instagram」を選択するだけで行えます。
広告を設定する
続いて行うのが広告の設定です。広告を配信する以上広告の設定は必要不可欠です。ここでは、広告の設定方法について解説します。
アイデンティティの設定
まず行うのが、アイデンティティの設定です。これは、広告に表示されるアカウントの設定を行うことです。作成は必須ではありませんが、作成を行なっておくとより、見ている人に詳細な情報を伝えることができるでしょう。
形式の設定
形式の設定では、画像や動画の数といった形式の設定を行います。「カルーセル」、「1件の画像または動画」、「コレクション」の3つから自分たちの広告に適したフォーマットを選択してください。
メディアの設定
メディアの設定では、広告に掲載する画像のアップロードを行います。形式の設定で選んだフォーマットに適したメディアを選択してください。「メディアの設定」から画像を追加できます。
テキストとリンクの設定
画面の上部に表示されるメインテキストとウェブサイトURLの設定を行います。見出しと説明に関しては、Facebook広告の配信面で表示されます。
コールトゥアクションの設定
コールアクションとは、ユーザーに起こしてもらいたいアクションのことです。インスタ広告であれば、画像の下に表示されます。設定はプルダウンのメニューからアクションを選択してください。
インスタ広告を出稿する際のポイント
ここでは、インスタ広告を出稿する際に押さえておきたいポイントについて解説します。
Instagramアカウントを開設する
インスタ広告に出稿する場合、Instagramのアカウントがなくても出稿自体は可能です。しかし、アカウントがない状態で出稿するとコメントへの返信などができません。そのため、ユーザーとコミュニケーションをとるためにも、Instagramのアカウントを開設するようにしましょう。
細かすぎるターゲティング設定は避ける
インスタ広告では、細かいターゲティングが可能ですが、ターゲットを絞りすぎると広告配信量およびデータ量の減少につながり、最適化が行えなくなります。細かすぎるターゲティング設定はCPMやCPCが高騰する原因となるのです。
クリエイティブの20%ルールを意識する
Facebook社は、画像広告におけるテキストの割合を20%以内に収めることを推奨しています。テキストが20%以上になると、リーチ数が少なくなるといったパフォーマンスの低下につながる恐れがあるので注意してください。
インスタ広告の活用事例
ここではインスタ広告をうまく活用した事例について解説します。
インタラクティブなコンテンツでエンゲージメント率をアップ|New York Times
New York Timesでは、インスタ広告にクロスワードパズルを掲載し、興味を持ってパズルに挑戦した人にNew York Timesのオファーに対する興味も持ってもらおうとしました。ユーザーは、パズルがうまく解けることにより、気分が良くなるため、広告をクリックする可能性が高くなると考えられます。
的確なターゲティングによる販売促進|ボルボ
自動車メーカーのボルボでは、バーチャル試乗体験ができる、という動画広告を掲載しました。その後、動画閲覧者を対象に、さらに車の機能などについて詳しく解説しているカルーセル広告を配信することで、販売促進に取り組みました。
カルーセル広告と動画による幅広いターゲット層へのリーチ|ウォルト・ディズニー・カンパニー
ウォルト・ディズニー・カンパニーでは、「ファインディング・ドリー」という作品が公開される際に、鑑賞意図をアップするためにカルーセル広告を出稿しています。この広告では、作品内のキャラクターを扱った動画クリップや写真などが掲載されていました。実際に広告を掲載したことによって鑑賞意図と広告想起が上昇したのです。
まとめ
Instagramは日本では特に若い世代で利用者が増えているSNSサービスです。広告に関しては、いくつかの種類があり、それぞれ異なる特徴を持っています。そのため、目的に応じて各インスタ広告を使い分けるようにしましょう。
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この記事の執筆者
株式会社WACUL
株式会社WACUL(ワカル)は、「Webサイト分析をシンプルに」というビジョンのもと、簡単にWebサイト改善の方針を手にすることができる世の中を実現します。