SHARE 0
SHARE 0
Googleタグマネージャー(GTM)とは?メリットや基本機能・設定手順も解説
Web広告 |
こんにちは。広告運用代行サービス「AIアナリストAD」ライターチームです。
Googleタグマネージャー(GTM)とは、Googleが提供するサービスの1つで、タグの管理を行うことができます。Googleタグマネージャーは使い方を覚えると非常に便利なものですが、なかには、使い方がわからない、何ができるか知りたいという人もいるでしょう。
この記事では、Googleタグマネージャーの概要、メリット、基礎知識や主な機能を紹介します。また、Googleタグマネージャーの使い方、導入時の注意点も説明するので、ぜひ役立ててください。
目次
- Googleタグマネージャー(GTM)とは
- Googleタグマネージャーを導入するメリット
- Googleタグマネージャーの基礎知識・主な機能
- Googleタグマネージャーの使い方
- Googleタグマネージャーを導入する際の注意点
- まとめ
Googleタグマネージャー(GTM)とは
Googleタグマネージャー(GTM)とは、Googleが提供するタグマネジメントツールです。GTMを使用することで、さまざまなタグをまとめて管理することができます。Webサイトを運営している人にとって、解析タグや広告タグなどの追加、コード編集は非常に面倒なものです。
タグを追加するたびにコード編集に追われていては、作業はなかなか進みません。そういったときにGTMがあれば、タグの管理を一元化して簡単に行えます。
Googleタグマネージャーを導入するメリット
ここでは、Googleタグマネージャーを導入することで得られるメリットについて解説します。
HTMLを編集せずにタグの設置・管理が可能
GTMを利用すれば、HTMLの編集をしなくても、タグの設定や管理が可能になります。これまでHTMLの編集に割いていた時間を別の作業に使えるほか、システム担当者などに作業を依頼しなくても済むため、時間削減にもつながります。これによって、よりスムーズなWebサイト運営ができるようになるでしょう。
管理画面から設置しているタグが把握できる
GTMでは、管理画面上で設置しているタグを確認することが可能です。サイト内で扱うコンテンツが増えてくると、タグの数も多くなり管理が大変ですが、GTMがあれば、簡単にタグの把握、管理ができます。
バージョン管理でトラブルを回避できる
バージョンとは、タグがいつ更新されたのか、何番めに公開されたものなのかを示すことで、バージョン管理とは、それらのバージョンを管理することです。GTMを利用すれば、このバージョン管理が簡単に行えます。万が一トラブルが起きたときでも、バージョンを戻せるため、リスク回避につながります。
プレビューモードで動作確認できる
GTMにはプレビューモードが備えられているので、実際に公開する前に、タグの動作確認、正しく反映されているかをチェックできます。何かしらのエラーが発生したとしても、プレビュー段階であれば、すぐに修正対応が可能です。公開直後のエラー発覚を避けるためには欠かせない機能です。
無料で利用できる
GTMはGoogleが無料で提供しているツールです。タグ管理が簡単に行え、プレビュー機能も備えている便利なツールであるにも関わらず、無料で利用できるのは大きなメリットです。
Googleタグマネージャーの基礎知識・主な機能
ここでは、Googleタグマネージャーを利用する際の基礎知識と主な機能について解説します。
「アカウント」と「コンテナ」の2層構造
GTMは、「アカウント」と「コンテナ」の2つの層で構成されています。「アカウント」とは、コンテナ管理を行うグループのことです。サイトを管理する会社ごとに1つのアカウントに分けて使用するのが一般的です。
一方、「コンテナ」とは、実際に設定作業を行うサイトを表します。基本的には、1サイトに対して1コンテナという形で分けます。
「ワークスペース」とは
「ワークスペース」とは、タグマネージャー上で設定をする環境のことです。サイト用にコンテナの用意ができたら、ワークスペースで設定作業を行うことになります。ワークスペースで設定変更を行う場合、設定変更を反映させる場合、ワークスペース全体で行わなければいけません。
例えば、設定変更途中のタグがあると、設定ができていないままで反映されてしまうので、注意してください。
「タグ」「トリガー」「変数」とは
ワークスペース上での設定は、「タグ」「トリガー」「変数」という3つの要素を設定することになります。タグとは、ページに設定したタグのことです。タグに紐付けされているトリガーの条件が満たされると、タグがページに配信されます。
トリガーとは、タグを配信する際に使用する条件をまとめたものです。トリガーにはさまざまな種類がありますが、条件を組み合わせることで、具体性をもたせられます。
変数とは、状況次第で変わってしまう可能性のあるもののことです。GTMでは、これを変数として扱っています。具体的には、ページ別に変わるURLや、ユーザーが商品を購入した際の購入金額などが該当します。
Googleタグマネージャーの使い方
ここでは、実際にGoogleタグマネージャーを使う際の手順について解説します。
Googleタグマネージャーのサイトにアクセスする
まずは、GTMのサイトにアクセスします。公式サイトにアクセスすると、画面に「無料で利用する」が表示されるので、クリックしてアカウント/コンテナの作成を行います。
アカウントを作成する
GTMの利用にあたってはアカウントの作成が必要です。GTMに初めてログインした場合は、アカウントの作成から始めることになります。アカウント名に会社名を記入し、国は日本を選択してください。
コンテナを設定する
アカウントの入力ができたら、コンテナの設定を行います。コンテナの設定では、最初にGTMで使用したいドメインを入力します。このとき、コンテナ名にはドメインを入力して、コンテナの使用場所は「ウェブ」を選んでください。その後「作成」を押すと利用規約が出てくるので、確認のうえ同意します。
タグを取得・ページに埋め込む
コンテナの設定が完了すると、タグが表示されます。表示されたタグのコードをコピーして対象のページに埋め込むと、タグマネージャーが利用できます。
新しいタグをワークスペースに追加する
タグをページに埋め込んだら、新しいタグをワークスペースに追加します。追加の方法は、「ワークスペース」→「新しいタグを追加」と進むと、画面が表示されるので、内容に沿ってタグ名、タグの設定、トリガーの設定を行ってください。
プレビューモードで動作確認する
ここまでの設定ができたら、プレビューモードを利用して、一度動作確認を行います。正しくタグが反映されているかチェックし、必要に応じて修正するようにしましょう。
タグを公開する
プレビューの結果、問題がなければ「公開」をクリックして、実際に公開してください。
Googleアナリティクスで確認する
公開後はGoogleアナリティクスのリアルタイム解析を利用して、実際に動作しているか確認が可能です。タグを設定したページにアクセスしたうえで、グラフが動いていれば問題なく動いています。
Googleタグマネージャーを導入する際の注意点
Googleタグマネージャーの導入にあたり、元のページのHTMLにあったタグをGTMへ移行する場合は、そのタイミングに注意する必要があります。この場合元のページのHTMLからタグが削除されていなければいけません。
これは、元のHTMLにタグが残っていると、元のHTMLにあるタグとGTMに設定されているタグそれぞれでタグが動き、重複計測になってしまうためです。この状態でGoogleアナリティクスなどを使ってPVを計測すると、1回しか閲覧していないのに2回閲覧したことになってしまいます。
まとめ
Googleタグマネージャーは、タグの管理・編集が容易に行える便利なツールです。タグの管理にかかる時間を削減できるほか、プレビュー機能やバージョン管理など、便利な機能を備えているのも大きな強みです。Webサイトの運営を行っている方は、ぜひ利用を検討してみてください。
広告運用代行サービス「AIアナリストAD」では、低コストで効率的な広告運用をお手伝いします。これまでに30,000サイトを改善したノウハウで、精緻な入札調整から、最適な予算配分まで一貫したサポートが可能です。また、それによってCVに繋がる広告配信が実現可能できます。AIアナリストADについては、まず無料の資料請求をお試しください。
この記事の執筆者
株式会社WACUL
株式会社WACUL(ワカル)は、「Webサイト分析をシンプルに」というビジョンのもと、簡単にWebサイト改善の方針を手にすることができる世の中を実現します。