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instagram広告とは? | 種類や課金システムから出稿時の注意点まで解説
Web広告 |
こんにちは。「AIアナリスト」ライターチームの横山です。
今回はinstagram広告について基礎知識をご説明します。
instagramは月間アクティブユーザーが全世界で10億人、国内では2000万人にものぼる、今最も勢いのあるSNSです。必ず画像か動画を投稿する必要があり、テキストのみの投稿が多いTwitterやFacebookとは異なる特徴があります。広告にも画像・動画を使用でき、視覚的に効果の高い広告を展開できます。
国内では特に「おしゃれ」というイメージを持っている人が多く、おしゃれな商品やブランドの宣伝にぴったりの広告媒体といえるでしょう。
そこで、この記事ではinstagram広告の基礎をご説明します。instagram広告の種類、課金システム、出稿方法を理解し、読者の皆様の商品やサービスがinstagram広告に適しているかどうか、この記事を読んで判断してみて下さい!
(参考:【最新版】2017年10月更新! 11のソーシャルメディア最新動向データまとめ)
目次
instagram広告とは?
近年若者で爆発的な人気を誇るinstagram。そのタイムラインに展開できる広告がinstagram広告です。instagramはFacebookが展開しているSNSのため、instagram広告もFacebook広告の1つに含められています。
instagram広告は、一般ユーザーの投稿と同じ構成で広告を表示させるインフィード広告であるため、クリック率・CVRが共に高いという特徴があります。
Webサイトへの集客や商品・サービスのブランド認知、アプリのダウンロードといった目的で利用されています。
具体的には以下のようなCTA(Call to Action、ユーザーの行動)を設定することができます。
・詳しくはこちら
・お問い合わせ
・予約する
・購入する
・登録する
・インストールする
・ダウンロード
・申し込む
・他の動画を視聴
・音楽を聴く
・ゲームをプレイ
・アプリを利用
・動画を見る
これらのCTAは以下の「詳しくはこちら」のように広告下部に表示されます。
instagramは特に若年層に人気があり、日本国内での利用者のおよそ半数は30代以下とのデータもあります。(【最新版】2017年10月更新! 11のソーシャルメディア最新動向データまとめ)
また、instagramはTwitterやFacebookといった他のSNSと比べて「おしゃれ」という印象を持っている人が多く、若年層向けの「おしゃれな商品」や「ブランド商品」の広告を展開すると効果的でしょう。
instagramの広告の種類
instagram広告には3つのタイプがあります。1つずつご紹介します。
写真広告
最も利用されているのが写真広告です。これは写真と文章で構成されるもので、写真を1枚投稿した場合のinstagram投稿と同じ構成となります。ただし、一般ユーザーのinstagram投稿で「場所」が表示される部分に「広告」と書かれます。
画像にWebサイトやアプリのダウンロードページへの遷移を設定することができます。また、画像下部にCTAが表示されます。
写真広告には以下のような制限があります。
画像形状 | 正方形 or 長方形 |
---|---|
推奨解像度 | 1080 x 1080 px |
最低解像度 | 横長長方形 600 x 315 px (1 : 1.91) 正方形 600 x 600 px (1 : 1) 縦長長方形 600 x 750 px (4 : 5) |
最高解像度 | 1936 x 1936 px |
ファイルタイプ | .jpg or .png |
ファイルサイズ | 30 MB以下 |
画像内のテキスト | 面積が20%以下 |
説明文書式 | テキストのみ |
説明文 文字数 | 300字以内(125字以内推奨) |
動画広告
広告に最長60秒間の動画を表示させることも可能です。
動画広告は写真広告と構成は全く同じで、写真部分に動画が入ります。CTAも写真広告と同様に動画下部に表示され、動画をクリックするとWebサイトやアプリダウンロードページに遷移させることができます。
スクリーンショットのように、ゲームのプレイ動画やアプリの操作動画を表示でき、ユーザーにわかりやすくサービス内容を伝えることができます。
動画広告には以下のような制限があります。
画像形状 | 正方形 or 長方形 |
---|---|
推奨アスペクト比 | 1 : 1 px |
最低解像度 | 横長長方形 600 x 315 px (1 : 1.91) 正方形 600 x 600 px (1 : 1) 縦長長方形 600 x 750 px (4 : 5) |
ファイルタイプ | .mp4 or .mov |
ファイルサイズ | 60秒以下(4 GB以下) |
説明文 文字数 | 2200字以内 |
詳しくは「instagramでの動画の再生」(Facebook ads guide)をご覧ください。
カルーセル広告
次に2~5枚の画像を使用できるカルーセル広告をご説明します。
画像を横にスワイプすると複数の画像を見ることができる広告で、以下のような使い方をすることができます。
・商品・サービスの様々な機能を紹介
・アプリの様々な操作画面を紹介
・スライドショーのように画像を並べて一連の流れを表現
カルーセル広告には以下のような制限があります。
画像形状 | 正方形 |
---|---|
画像枚数 | 2~5枚 |
アスペクト比 | 1 : 1 |
最低解像度 | 600 x 600 px (1 : 1) |
最大解像度 | 1936 x 1936 px |
ファイルタイプ | .jpg or .png |
ファイルサイズ | 画像1枚につき30 MB以下 |
説明文 文字数 | 300字以内(125字以内推奨) |
ストーリー広告
最後に、ストーリーに広告を展開できるストーリー広告です。
ストーリーとは、24時間以内に撮影した画像・動画のみを投稿できるタイムラインのことで、ユーザーの直近の出来事をシェアできる機能です。
複数の画像、複数の動画をスライドショー形式で投稿することができます。
普通の投稿とは異なり、24時間経過すると自動的に消されるだけでなく、文字やスタンプを簡単に追加できる気軽さから、多くのユーザーが利用しています。
また、ストーリーの表示位置は画面の最上部であり写真投稿よりも目立つのも特徴の1つです。
広告としてストーリーを作成する場合、画像は1枚あたり5秒間表示、動画の場合は最大15秒間のものを使用できます。画像でも動画でも、見ている人はスキップすることができます。
また、以下のスクリーンショットのように、写真広告と動画広告同様に下部にCTAが表示され、Webサイトやアプリダウンロードページに遷移させることが可能です。
ストーリー広告のメリットは、写真広告や動画広告とは異なりスマホ画面全体に画像・動画を表示する点です。画面いっぱいの画像・動画でユーザーに強い印象を残すことができます。
一方でデメリットもあります。写真広告、動画広告のように説明文を入れることができません。画像・動画内に文字を入れる必要があります。
(ストーリー広告の表示例)
また、ストーリー広告には効果測定の機能もあります。クリック率を測定し、広告効果が高くなるであろうユーザーに対して表示するようにしてくれるのです。
ストーリー広告には以下のような制限があります。
画像形状 | 縦長長方形 |
---|---|
画像サイズ | 1080 x 1080 px |
アスペクト比 | 9 : 16 (1 : 1.91) |
動画ファイルタイプ | .mov or .mp4 or .gif |
動画最低解像度 | 720 px |
動画ファイルサイズ | 3 GB以下 |
課金システム
instagram広告の課金システムは以下の4タイプがあります。
・1000インプレッション単価 CPM(コスト パー ミル)
・クリック単価 CPC(コスト パー クリック)
・インストール単価 CPI(コスト パー インストール)
・動画の10秒間再生
まず、1000インプレッション単価CPMとは、広告がユーザーに累計1000回見られたタイミングで課金される仕組みです。
広告がユーザーのタイムラインに表示されることをインプレッションと呼び、ミルはアメリカで用いられる1000を表す言葉です。
商品・サービスの存在や、ブランドを認知してもらいたい広告に適しています。
クリック単価CPCとは、広告のCTAがクリックされた時に課金される仕組みです。
Webサイトやアプリダウンロードページへの遷移を伴う時、これらの遷移に対して課金されます。
Webサイトやダウンロードページへの誘導を伴う広告に適しています。
インストール単価CPIとは、アプリがインストールされた場合に課金される仕組みです。
「ゲームをプレイ」などアプリインストールを促すCTAの場合に用いられます。
さらに、動画広告の場合には動画を合計10秒間以上再生された場合に課金される仕組みもあります。
ご自身の宣伝したい商材に合わせて適切な課金システムを選択しましょう!
出稿方法
instagram広告を出稿する際には、まずFacebookアカウントを作成して下さい。
そして、広告マネージャかパワーエディタで広告を作成します。
詳しくはFacebook businessの「instagram広告とビジネスツール」をご覧ください。
出稿における注意点
instagram広告を出稿する際にはいくつか注意点があります。
この章では出稿における注意点を5つに分けてご説明します。
instagramアカウントは必須ではない
instagram広告を出稿するにあたり、instagramアカウントは必ずしも必要ではありません。FacebookアカウントがあればOKです。
ただし、instagramアカウントを使用せずにinstagram広告を出稿した場合、
・ユーザーがアカウント名の部分をクリックできない
・広告に書かれたコメントを削除できない
など使用上の制限があります。
品質の審査
多くのネット広告と同様、出稿した広告は品質ガイドラインに沿って審査されます。ただしinstagram広告の場合にはFacebookの広告ポリシーとinstagramの品質ガイドラインの両方によって審査されます。
Facebookの広告ポリシーで特に気をつけるべきは、
・画像内のテキストは20%未満にする
・酒類など年齢制限のある素材を使用してはならない
・制限されているコンテンツを使用してはならない
等です。
instagramの品質ガイドラインで特に気をつけるべきは、
・ピンぼけした画像など、低品質な画像は使用してはならない
・文章の文法は正確にすること
・記号を過剰に使用してはならない
・説明文と画像の内容は合致させる
・広告内容とリンク先の内容は合致させる
等です。
いわば当たり前の内容が多いですが、画像解像度の制限など細かい部分まで指定がありますので注意しましょう。
ハッシュタグの使い方
写真広告、動画広告、カルーセル広告には説明文を入れることができますが、ここにハッシュタグをつけてもあまり意味がありません。
かハッシュタグで検索した時に、広告はヒットしないようになっているのです。
それだけでなく、広告文のハッシュタグをクリックされてしまうと、ハッシュタグの検索結果に遷移してしまい、か広告効果が低下しかねません。
ただし、広告で紹介している商品やサービスの内容をわかりやすく伝えるためにハッシュタグを利用したいケースもあるでしょう。その場合には2~3個程度のハッシュタグを付け加える程度にしておきましょう。
遷移先は外部サイト
広告の遷移先は外部のWebサイトである必要があります。instagramのアカウントに遷移させることはできません。
なお、リンクをクリックした場合、iOSならばアプリ内ブラウザで、Androidならばデフォルトのブラウザで外部サイトが表示されます。
書式の制限
「広告の種類」の章で紹介したように、広告文の書式にも制限があります。
基本的に文字数は300字以内で、これにはアカウント名、ハッシュタグ、空白が含まれます。
また、改行はできません。さらに機種依存文字の使用もできません。
とはいえ、300字も広告文を書いてしまってはユーザーに内容が伝わりにくくなってしまいます。
instagramが推奨している広告文は125字以内です。簡潔な広告文でユーザーに商品・サービスのメリットを伝えましょう!
まとめ
「おしゃれ」なイメージの強いinstagramの特徴を活かし、ユーザーの印象に残る画像や動画を展開してWebサイトの集客を増やしましょう!
集客を増やすことができたら、次に行うべきはCVRの向上です。せっかくinstagram広告によって集客数が増えても、CVに結びつかなければ意味がありません。そこでCVR向上のためのサイト改善にも取り組みましょう。
とはいえ広告の出稿や管理だけでも精一杯で、サイト改善にまでなかなか手が回らないという方も多いでしょう。
そんな方にオススメしたいのが、弊社サービスの「AIアナリスト」です。
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この記事の執筆者
横山 崇
マーケティングチーム所属。工学系の大学院生です。