Facebook広告でリーチを増やす方法は?「広告の目的」11種も詳しく解説

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こんにちは。広告運用代行サービス「AIアナリストAD」ライターチームです。

Facebook広告におけるリーチとは、広告を1回以上見た人の数のことです。この記事は、Facebookに広告を出稿予定、あるいは現在出していて、リーチを多く獲得したいと考えている人に向けた内容となっています。Facebook広告のリーチとは何か、リーチのほかFacebook広告で選択できる「広告の目的」(全11種類)の概要についても解説しています。

さらにリーチがなかなか増えない場合に考えられる要因やリーチを最大化させるための設定手順も紹介しているので、ぜひ参考にしてリーチ獲得に役立ててください。

目次

Facebook広告における「リーチ」とは?

Facebook広告における「リーチ」とは、その広告を最低でも1回以上見た人の数のことです。同じ人が何回見てもリーチの数は1とカウントされます。

インプレッションとの違いは?

リーチとインプレッションの違いは、カウントの仕方にあります。リーチは広告を1回以上見た人の数であり、重複はカウントされません。一方のインプレッションは広告が見られた回数を表すため、1人の人が広告を3回見たらインプレッションは3とカウントされます。

Facebook広告では「広告の目的」が選択できる!

ここでは、Facebook広告における広告の目的について解説します。

選んだ目的に応じて広告配置などが異なる

「広告の目的」とは、広告を見たユーザーに起こしてもらいたい行動のことです。広告の目的によって、使用するフォーマットや配置場所が変わってきます。具体的な目的には「認知」「検討」「コンバージョン」の3つがあり、それぞれの小項目を含めると11種類になります。詳しくは後述します。

Facebookの「広告の目的」は全11種類

ここでは、11種類ある広告の目的について解説します。

「認知」

認知度アップは、商品やサービスを認知してもらいたい時、興味を持ってもらいたい時に使用します。また、ブランドの認知拡大を図りたい場合にも有効です。

ブランドの認知度アップ

ブランドの認知度アップは、商品やサービスなどに興味関心を持ってもらうことを目的としている際に利用します。この目的を使えば、広告に興味関心を持ってくれそうな人に広告が配信されます。ちなみに、広告が表示される頻度はデフォルト設定が5日間で最大2回までとなっているので、広告がしつこく表示されることはありません。

リーチ

リーチは、広告の閲覧者を増やしたい、広告の表示頻度を増やしたいといった時に利用します。特にリーチを伸ばして売上をアップさせたい時におすすめの目的です。この目的を使えば、期間内のリーチ・インプレッションの数を最大限まで増やすことができます。

「検討」

検討機会は、数ある商品の中から購入候補の1つとして捉えてもらいたい時に使用します。選択肢の1つとなり、ユーザーにより詳しく商品やサービスについて知ってもらうことを目的としているのが特徴です。

トラフィック

トラフィックは、Facebookを経由して自社のWebサイトやランディングページ、アプリなどへ誘導したい時に利用する目的です。リンク先のURLが設定できるため、誘導先で商品やサービスなどについて詳しく解説することも可能です。

エンゲージメント

エンゲージメントは、Facebookの投稿やフェイスブックページを多くの人に見てもらい、「いいね」や「コメント」といったエンゲージメントを促したい時に利用します。例えば、企業のFacebookページや投稿をユーザーに繰り返し見てもらうことで、自社の取り組みなどを理解してもらうことが可能です。

アプリのインストール

アプリのインストールは、アプリのインストール数を増やしたい時に利用する目的です。利用すると、App StoreやGoogle Playストアなどにユーザーを誘導することができます。こちらは、モバイルプラットフォームのみで利用可能です。

動画の再生数アップ

動画の再生数アップは、その名の通り動画をより多くのユーザーに見てもらいたい時に利用する目的です。動画を見た方が、理解を深めてもらえるような商品やサービスがある場合の利用に向いています。広告は動画を継続して視聴する可能性のあるユーザーに対して配信されます。

リード獲得

リードとは、顧客の情報のことです。リード獲得は、名前や電話番号、メールアドレスといったユーザーのリードを得たい場合に利用します。広告をクリックするとFacebookアカウントに使用している連絡先情報が自動で入力される仕組みとなっているため、ユーザーの離脱を防ぎつつリード獲得ができます。

メッセージ

メッセージは、FacebookのMessengerを使って商品の提案や販売を行いたい場合や、問い合わせ対応をしたい場合などに利用します。広告は、Messengerで返信してくれる可能性が高いユーザーに向けて配信される仕組みとなっています。

「コンバージョン」

コンバージョンは、目標達成を促進したい場合に利用する目的です。商品購入や会員登録、問い合わせ、資料請求、実店舗への来店といったコンバージョンにユーザーを導きたい場合の利用に向いています。ちなみに「ダイナミック広告」や「コレクション広告」といった広告を配信する場合もこちらの目的を利用します。

コンバージョン

コンバージョンは、ユーザーに対して特定のアクションを促す際に利用する目的です。特定のアクションは、商品の購入やサービスへの申し込み、会員登録、問い合わせ、資料請求など、設定するコンバージョンによって異なります。

カタログ販売

カタログ販売は、eコマースストアで商品を販売し売り上げをアップさせたい場合や、「ダイナミック広告」や「コレクション広告」を配信したい場合に利用する目的です。広告は、Facebookのカタログを使って作成されます。また、広告に掲載される商品は、ターゲットに応じて適切なものが自動で選択されます。

来店数の増加

来店数の増加は、実店舗への来店者数を増やしたい時に利用する目的です。店舗の所在地から近い場所のユーザーに対して、店舗を宣伝し来店を促します。なお、利用する場合は、複数の店舗がなければいけません。また、Facebookに所在地を追加しておく必要もあります。

Facebook広告で「リーチ」を選択した場合の広告配置・フォーマットは?

Facebook広告の、広告の目的で「リーチ」を選択した場合は、以下のような広告配置、フォーマットになります。

Facebookフィード 画像、動画、カルーセル
Facebook Marketplace 画像、動画、カルーセル
Facebook右側広告枠
Facebookインスタント記事 画像、動画、カルーセル
Facebookインストリーム動画 画像、動画
Facebookストーリーズ 画像、動画、カルーセル
Facebook上の検索結果
Facebook Video Feeds 動画
Instagramストーリーズ 画像、動画、カルーセル
Instagramフィード 画像、動画、カルーセル
Instagram発見タブ 画像、動画
Audience Networkネイティブ、
バナー、インタースティシャル
画像、動画、カルーセル
Audience Network動画リワード
広告メッセージ
Messenger受信箱
Messengerストーリーズ 画像、動画

Facebook広告でリーチが増えない場合の問題点は?

ここでは、Facebook広告でリーチが増えない時の問題点について解説します。

細かく条件を絞りすぎている

ターゲットを絞り込むことで、コンバージョンにつながる可能性のあるユーザーに対して広告が配信できるため、効率の良い配信が可能です。一方で、Facebook広告のコンバージョン最適化を活用するには、一定数以上のコンバージョンデータが必要となるため、条件を絞りすぎると、データが貯まらず最適化ができなくなります。その結果、リーチが思ったように伸びない可能性があります。

ターゲットの設定に先入観が入っている

ターゲットを設定する際に、先入観が入ってしまい本来ならターゲットになり得る人をターゲットから外してしまっている可能性があります。例えば「この商品は男性ユーザーがほとんどだろうから女性はターゲットから外す」といった具合です。先入観があるせいで、コンバージョンの機会を失うことは避けなければいけません。

ターゲットが飽和(リーチしつくしている)状態にある

配信からある程度時間が経つと、設定したターゲット全員にリーチし尽くしてしまうケースがあります。リーチし尽くしていれば認知度は高まっていますが、広告のパフォーマンスが低下しコンバージョンには繋がりにくくなっている可能性があるので、注意しなければいけません。ちなみに、ターゲットが飽和しているかどうかはデータで確認可能です。

Facebook広告でリーチを最大化させよう!【設定STEP】

ここでは、Facebook広告におけるリーチを最大化するための設定について解説します。設定は以下の手順で行います。

  1. Facebook広告の管理画面から広告作成ページへアクセス


     

  2. 広告の目的で「リーチ」を選択


     

  3. 広告キャンペーンの名前をつけてから「次へ」を選択
  4. オーディエンスや予算、掲載期間などを設定
  5. 必要に応じて「その他のオプション」から「フリークエンシーキャップ」を変更し「次へ」を選択


     

  6. 「カルーセル」「1件の画像または動画広告」から広告タイプを選び各種クリエイティブをアップロード・入力する
  7. 「注文を確定する」で設定が間違っていないことを確認し「実行する」を選択

ぜひ試してみてください。

まとめ

Facebook広告でリーチを増やしたい場合は、コンバージョンに応じた「広告の目的」を適切に使い分けることが重要です。広告の目的は認知・検討・コンバージョンの3種類があり、さらに細かく分かれているので、今回紹介した内容を参考にぜひ自社のコンバージョンに適した目的を設定してください。

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この記事の執筆者

株式会社WACUL

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