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ディスプレイ広告のプレースメントターゲットとは?仕組みやメリット・デメリットを知って効果的な運用を
Web広告 |
こんにちは。広告運用代行サービス「AIアナリストAD」ライターチームです。
プレースメントターゲットは、ディスプレイ広告のターゲティング方法の1つで、広告の配信先を任意で指定できる方法です。Google広告やYahoo!広告で実施されている手法で、費用対効果やCV率の向上が狙えます。この記事では、Webマーケティングに携わる方へ向けて、プレースメントターゲットの仕組みや設定方法を解説します。
目次
- ディスプレイ広告のプレースメントターゲットとはメディアを選んで配信する手法
- プレースメントターゲットの効果
- プレースメントターゲットのメリット・デメリット
- プレースメントターゲットの設定方法
- プレースメントターゲットの配信先の選び方
- プレースメントターゲットをより効果的に運用するコツ
- まとめ
ディスプレイ広告のプレースメントターゲットとはメディアを選んで配信する手法
プレースメントターゲットとは、広告を配信するメディアを指定して配信する手法のことです。広告主は、GoogleやYahoo!が提携しているメディアの中から、商材やターゲットに合わせて配信先が選べます。なお、プレースメントターゲットには「自動プレースメント」と「手動プレースメント」の2種類があります。自動プレースメントは、キーワードなどに基づいて、自動的に広告配信先が決まるもので、手動プレースメントは配信先を自分で選んで配信するというものです。
プレースメントターゲットの効果
プレースメントターゲットは、自社商材に合わせてピンポイントでコンバージョンを狙えるのが特徴です。そのため、自社商材の特徴と顧客の特徴が明確につなげられる場合の利用が向いています。例えば、テレビの広告なら、家電を扱うサイトが出稿先として考えられるでしょう。
コンテンツターゲットとの違い
コンテンツターゲットは、キーワードを設定したうえで、そのキーワードに関連したサイトやアプリなどに広告を配信する手法です。配信は、Googleなどの広告ネットワークが自動で決めるため、自動プレースメントの1つと考えることができます。設定するキーワードがコンバージョンを大きく左右すると言えるでしょう。
トピックターゲットとの違い
トピックターゲットは、配信先のカテゴリを指定して広告を配信する手法のことです。トピックには、スポーツや健康、ショッピング、エンターテイメントなど大きいカテゴリがあり、その下にさらに細分化された映画、ブランド品、ロールプレイングゲームといったカテゴリがあり、これらの中から選択できます。
プレースメントターゲットのメリット・デメリット
ここでは、プレースメントターゲットを利用するメリットとデメリットについて解説します。
メリット
プレースメントターゲットは、配信先別に入札単価を調整できるのが特徴です。また、配信先が選べるため、自社へのコンバージョンにつながりやすいサイトやアプリを任意で選べるのも強みとしてあげられます。そのため、無駄なコストを軽減しつ、効率よく売上アップを目指すことができます。
デメリット
配信先が絞れるのはメリットですが、逆に絞りすぎると広告の表示回数が減ってしまう恐れがあります。また、選んだサイト以外には配信されないため、新規顧客へのリーチが難しくなる点に注意が必要です。
さらに、メディアのジャンルによっては流行や季節によって一時的にインプレッションが上がることもありますが、コンバージョンにつながらないこともあるので、効果検証をしっかりと行うことが必要となるでしょう。
プレースメントターゲットの設定方法
ここでは、Google広告、Yahoo!広告それぞれのプレースメントターゲットの設定方法について解説します。
Google広告の場合
Google広告の設定は以下の手順で行います。
- Google 広告アカウントにログインする
-
画面上部の「ディスプレイキャンペーン」をクリックして、キャンペーンを選ぶ キャンペーンを選択し、プレースメントを設定したい広告グループを選択する
-
ページメニュー「プレースメント」→鉛筆アイコンをクリック→「プレースメントの編集」
-
「ターゲティング」のラジオボタンを選択」→配信したいメディアを検索・選択する
- 「保存」を押してプレースメントを追加する
※参考:手動プレースメントの追加、編集、削除|Google広告ヘルプ
Yahoo!広告の場合
Yahoo!広告の設定は以下の手順で行います。
-
「プレイスメントリスト管理」を選択する
-
「プレイスメントリスト作成」から「新規作成」を選択する
- 「プレースメントリスト名」とURLを選択・入力し「保存」
- プレイスメント用のキャンペーン・広告グループを用意する
-
広告グループの設定で「コンテンツ」の「プレイスメントターゲティング」を「設定する」にし、先ほど作成したプレイスメントリストを「配信対象」にする
- その他の広告グループ設定を行い、広告グループを保存する
プレースメントターゲットの配信先の選び方
ここでは、プレースメントターゲットの配信先を選ぶ際のポイントについて解説します。
1. 過去の配信データを見て実績のある配信先を選ぶ
プレースメントを利用する場合、成果が出そうなサイトを選ぶのがセオリーです。しかし、どのサイトだと成果が出るのかいきなりはわからないため、まずは過去の配信データから実績をチェックするようにしてください。データを分析したうえで配信先を選びます。
2. 自社商材とマッチングするターゲットがいるメディアを選ぶ
広告配信先を選ぶ際は、自社の商品との相性をチェックすることも重要です。広告を配信しても配信された人がその商品に興味を持っていなければ、コンバージョンにつながる可能性は低くなります。そのため、自社の商品やターゲットと親和性の高いサイトを選ぶことが重要です。
3.「ディスプレイ キャンペーン プランナー」で検索する
ディスプレイキャンペーンプランナーとは、Google広告が提供するツールの1つです。ディスプレイキャンペーンプランナーを使えば、フレーズやカテゴリなどを使って配信先の候補を検索することができます。検索すると、サイトURLや広告の推定表示回数などの把握も可能です。
※参考:ディスプレイ キャンペーン プランナー - Google 広告 ヘルプ
プレースメントターゲットをより効果的に運用するコツ
ここでは、プレースメントターゲットを運用する際のポイントについて解説します。
1. ユーザーのデモグラフィックターゲティングと組み合わせる
プレースメントは他のターゲティングと組み合わせることで効果のアップが期待できます。例えば、性別や年齢といったユーザーの属性に関する情報を活用するデモグラフィックターゲティングと組み合わせれば、対象を絞り込んだ配信が可能です。この方法は、特にターゲット層がはっきりとしている際に有効です。
2. コンテンツターゲティングで効果を見る
キーワードやカテゴリーに応じて広告の配信先を自動で選んでくれるコンテンツターゲティングとの組み合わせも効果的です。プレースメントでいきなり成果を上げるのは難しいため、コンテンツターゲットを使ってコンバージョンが出やすいサイトを確認したうえで、プレースメントに切り替えるといった形ができます。
まとめ
プレースメントは、広告の配信先が選べる便利な配信方法です。うまくいけば予算を抑えつつ、効率よくコンバージョンが達成できます。しかし、新規顧客を逃してしまう可能性もあるので、実際に利用する際には、他の配信方法と組み合わせつつ、効果を検証しながら活用するようにしましょう。
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この記事の執筆者
株式会社WACUL
株式会社WACUL(ワカル)は、「Webサイト分析をシンプルに」というビジョンのもと、簡単にWebサイト改善の方針を手にすることができる世の中を実現します。