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LPにレスポンシブデザインは必要?メリット・デメリットから最適な対応まで解説
Web制作 |
こんにちは。「AIアナリスト」ライターチームです。
レスポンシブデザインとは、ユーザーが使用するデバイスによって画面表示の方法が変えられるデザインのことです。レスポンシブデザインは、さまざまなデバイスを所有したユーザーが訪れるLP(ランディングページ)に効果的です。
この記事はWebマーケティングを担当している方に向けて、レスポンシブデザインの概要やLPのレスポンシブ化のメリット・デメリットについて解説します。
目次
- レスポンシブデザインとは
- LPをレスポンシブ化する必要はあるのか?
- レスポンシブ化は自社LPの目的に合わせる
- LPをレスポンシブ化する5つのメリット
- LPのレスポンシブ化がもたらす5つのデメリット
- LPをレスポンシブ化するにあたって注意しておきたいポイント
- まとめ
レスポンシブデザインとは
レスポンシブデザインとは、スマートフォンやパソコンといった複数のデバイスにあわせて画面表示を変えられるデザインです。デバイスのサイズに合わせて、テキストや画像を表示してくれるため、利便性の高いデザイン方式と認知され、Googleも推奨しています。複数のデバイスを持つユーザーがLPに訪問する場合は、レスポンシブデザインの導入を検討しましょう。
LPをレスポンシブ化する必要はあるのか?
LPはスマートフォンやパソコンからのアクセスがあるため、複数デバイスに対応できるレスポンシブ化が必要です。
特に近年では、スマートフォンでLPにアクセスするユーザーが増えています。スマ―トフォン向けにレスポンシブ化していないと、表示エラーが起こったり表示速度が低下したりするため、ユーザーの離脱率が高くなります。ユーザーを逃さないためにも、レスポンシブ化を積極的に取り入れましょう。
レスポンシブ化は自社LPの目的に合わせる
LPをレスポンシブ化するか否かについては、自社LPの目的によって検討するとよいでしょう。以下ではなぜ目的によって検討するのかについて解説します。
SEOを重視したLP:レスポンシブ化する
Googleは2015年4月に実施したアップデートで、スマートフォン表示に適している状態のページは、SEOに効果的だと発表しました。また、全てのデバイスに適応できるレスポンシブ化は、ユーザーの満足度を高める効果が期待できます。SEOで上位表示するためにも、LPのレスポンシブ化が必要です。
広告を重視したLP:レスポンシブ化はしない
広告を重視したLPは画像を多用しているため、レスポンシブ化するとデザイン上の制限が生まれます。全てのデバイスに対応させた場合、デザインが崩れます。単調なデザインのLPは、ユーザーの興味を薄れさせ、訴求力の低下につながる可能性があるため、レスポンシブ化はしないほうが良いでしょう。
LPをレスポンシブ化する5つのメリット
自社LPをレスポンシブ化すべきかどうかを判断するために、ここからは5つのメリットについて解説します。
サイト管理が簡単
レスポンシブ化は、1つのHTMLで複数のデバイスを管理するため、サイト管理の費用や工数、手間が減りサイト管理が簡単になります。レスポンシブ化していないLPは、デバイスごとにHTMLを管理する必要があります。結果的に、サイト管理の費用や工数や手間が増えることになるため、サイト管理を簡単に済ませたい方は、レスポンシブ化がおすすめです。
SEOに対して効果的
レスポンシブ化はGoogleがSEOに対し効果的であるといっています。また、レスポンシブ化することで、モバイルフレンドリーなサイトとしてGoogleから認知されるでしょう。レスポンシブ化は1つのURLを使うため、評価が高くなった際は検索順位が上がりやすくなります。
CSSフレームワークを使用してカスタマイズ可能
レスポンシブ化では、CSSフレームワークを使用してLPをカスタマイズできます。CSSフレームワークとは、LPで必要なCSSコードがまとまったものです。ボタンやLPフォーム、レイアウトなどデザインがある程度整えられます。自社にWebデザイナーがいない場合や短期間でLPを実装する場合、管理を簡単にしたい場合に、CSSフレームワークが役立ちます。
アクセス解析が容易
URLが複数存在すると、それぞれのアクセスで解析を行う必要があります。一方レスポンシブ化されたURLは解析が1回で済み、パソコンに適したWebサイトをスマートフォンで見たときに起こるリダイレクトミスや表示漏れを事前に防ぐことも可能です。アクセス解析の手間やミスを事前に防げることで、ストレスなくLPを運用できます。
ユーザーの視認性の向上
レスポンシブ化は、複数デバイスに対応するため、どのユーザーでもストレスなくLPを見られます。表示画面が整えられているので、視認性が向上し、結果的にLPの使いやすさが高まります。LPの使いやすさは、ユーザーのストレスを軽減させ、離脱率を下げる効果があります。
LPのレスポンシブ化がもたらす5つのデメリット
自社LPをレスポンシブ化するときは、メリットだけを鵜呑みにするのではなく、デメリットを許容できるかを知っておく必要があります。
表示速度の低下
LPのレスポンシブ化は表示速度を低下させます。レスポンシブ化は複数のデバイスを1つのHTMLにまとめて読み込むため、処理速度の低いスマートフォンでは表示速度が低下する可能性があるからです。そもそもデータ容量が大きいLPはレスポンシブ化には向いていない可能性があります。LPの構造によっては表示速度を高められる可能性があるため、レスポンシブ化はケースバイケースです。
サイト制作の手間
レスポンシブ化によって端末ごとにデザインを構築する必要があるため、サイト制作に手間がかかります。デバイスに合ったデザインを1つずつ考えなくてはならないため、必然的に工数に時間がかかります。制作時間が長くなれば、費用の増加だけでなくコンバージョンの機会も逃すことになるでしょう。
デザイン性の低下
レスポンシブ化は複数のデバイスを1つのHTMLにまとめて使用するため、大胆なデザイン変更ができません。幅広いデバイスに対応するためにデザインやフォントに限りがあり、凝ったものを作るとLP表示ができないケースもあります。LPでは、どのデバイスにも対応しつつ汎用性の高いデザインが求められるため、凝ったデザインやフォントは使いづらくなります。
表示バランスの調整が困難
同じ画像を縦長のスマートフォンや横長のパソコンの画面で表示するため、デバイスによってはLPが見にくくなります。同じ画像を使いまわすと、テキストのバランスも悪くなり、完成度が低いLPになります。キャッチコピーや本文などのテキストが画像として作成されるため、小さな画面のスマートフォンでは見にくくなる可能性があります。
最適化が困難
LPのレスポンシブ化は、デバイスによって利用状況が異なるため、それぞれに合わせたページの最適化が困難です。そのため、デバイスによってユーザーに訴えたい内容が異なるときは、レスポンシブ化をおすすめできません。デバイスごとの最適化ができなければ、縦に長いページや操作性が悪いページになるため、複数のデバイスを想定したうえで最適化を検討しましょう。
LPをレスポンシブ化するにあたって注意しておきたいポイント
LPをレスポンシブ化するにあたって、3つのポイントに注意してください。内容を理解しておけば、後々のメンテナンスが楽になります。
構成の最適化
表示の順番によりユーザーへの訴求力が高まるため、構成の最適化が重要です。LPの構成とは、キャッチコピー、画像、ユーザーの声などです。また、縦配列を意識しLPを作る段階で、しっかりと構成を作り込むことで、結果的に配列変更にも対応したLPになります。
テキストの最適化
LPでは見やすさを重視するため、画像にテキストを組み込むパターンが多く、レスポンシブ化した際に表示が崩れる可能性があります。前もってHTMLでテキスト対応をしておくと、表示崩れを起こさずに見やすさを損ないません。画像にテキストを組み込むのではなく、ある程度テキストも組み込みましょう。結果的に表示速度の低下も防げるため、テキストの最適化は大切です。
スクロール量の最適化
スクロール量の最適化をおこなうためにも、不要なテキストや画像を削ってテキストの最適化と連動させましょう。スクロール量が多いと、ユーザーが不満を抱き、離脱率が高くなります。離脱率を下げるためには、各デバイスに合わせた対応が必要です。スクロール量の最適化を行う際、テキストの最適化と組み合わせ、不要な文字を削除してください。
まとめ
レスポンシブデザインとは、デバイスによって異なるページ表示を適切に行ってくれるデザインです。LPをレスポンシブ化する際には「デメリットをいかに許容できるのか」や「構成、テキスト、スクロール量の最適化」など、さまざまな想定を行わなければなりません。この記事で解説した内容を理解し、自社LPをレスポンシブ化すべきかを検討しましょう。
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この記事の執筆者
株式会社WACUL
株式会社WACUL(ワカル)は、「Webサイト分析をシンプルに」というビジョンのもと、簡単にWebサイト改善の方針を手にすることができる世の中を実現します。