コンバージョンにつながるLPの構成|必要な要素と作成のポイントを解説

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こんにちは。「AIアナリスト」ライターチームです。

LPは、紹介する商材の購入や資料請求、問合せなど最終的なコンバージョン(CV)に効率よく誘導し、CVRを上げることが目的です。

一般的にLPは、「ファーストビュー」「ボディ」「クロージング」の3つのパーツで構成され、興味喚起→理解促進→行動喚起という、それぞれのパーツの役割を果たすように作成します。

この記事では、LPの基礎知識のほか、3つのパーツの構成要素や効果的な構成にするための注意点などを解説します。LPの効果が出ずに悩むWebマーケティング担当者や、自社でLPを作成したいと考えている場合は、ぜひ参考にしてください。

目次

LPとは

最初に、LPの意味や特徴などの基礎知識を説明します。

LPの意味とHPとの違い

LP(ランディングページ)とは、自然検索やWeb広告などを経由して、ユーザーが最初に訪れるページのことです。

購入や資料請求、トライアルの申込みなどのコンバージョン(CV)に効果的に誘導することが目的で、期間限定のキャンペーンや、新商品発売の告知などに多く利用されます。

LPとHP(ホームページ)は、どちらも同じく情報を発信するサイトのページですが、LPが集約した情報でCVR(コンバージョン率)を上げることが目的であるのに対し、HPは幅広い情報をユーザーに理解してもらうことが目的です。

そのため、LPは一般的に1ページ程度に情報をまとめますが、HPは複数のページやリンクを利用して、情報提供を行います。

LPの主な特徴

LPは、CVにつなげるために必要最低限の情報のみを提供し、読み進めていくうちに、購入や資料請求などの行動を喚起させるので、縦長1ページのレイアウトになっています。

また、一目で興味をかき立て、行動につなげる必要があります。そのため、インパクトのあるデザインやキャッチコピーが使われます。

余計な情報を与えずに一気にCVにつなげるためリンクも少なく、ページの要所にCVにつなげるCTA(Call To Action)ボタンや入力フォームが配置されています。

LPの基本構成は大きく3つに分かれる

一般的なLPは、「ファーストビュー」「ボディ」「クロージング」の3つのパーツで構成されます。

1.注目させる「ファーストビュー」

ファーストビューは、訪問したユーザーが最初に目にする部分であり、続きを読むかを判断される場なので、ユーザーが最も知りたい情報を盛り込む必要があります。

基本的には、アイキャッチ画像とキャッチコピー、CTAボタンが配置され、興味を惹きつけるために、インパクトのあるデザインや色遣いが採用されます。

2.商品・サービスに興味を持たせる「ボディ」

ファーストビューの次は、訴求したい商品やサービスを紹介しながらその良さを理解させる「ボディ」パーツです。

ここでは、導入文に続いて、商材の情報やユーザーに与えるベネフィット、データに裏付けられたエビデンス、お客様の声・体験談やメディア掲載実績などを掲載します。ファーストビューで気になった商材の、理解と信頼を醸成する場となります。

3.コンバージョンにつなげる「クロージング」

最後は「クロージング」パーツで、ユーザーの疑問を解消しながら、最終的なCVにつながるアクションを促す場です。ここには、よくある質問・導入の流れや、CTAを経由した入力フォームなどが配置します。

LPに必要な7つの構成要素

ここからは、LPの3つのパーツに含まれる基本的な構成要素を、詳しく説明していきます。

1.メインビジュアル・キャッチコピー

最初は、ファーストビューのパーツに入るメインビジュアルとキャッチコピーです。ファーストビューの要素は、3秒で読むべきか否かを判断されると言われています。

そのため、ターゲットとするユーザーにとって、その商材を使うことで得られるベネフィットが、はっきりと伝わらなくてはなりません。

ターゲットのペルソナに合わせて、興味を惹くビジュアルや色遣いでインパクトを与え、一瞬でその先の情報を知りたくなる見え方にする必要があります。

キャッチコピーも、ユーザーの気持ちに寄り添った言葉で、ベネフィットと提案を行いながら、共感醸成を狙うようにしましょう。

2.導入コピー

次は、ボディパーツの冒頭に配置される導入コピーです。ボディパーツでは、商材の具体的な説明を行うので、その入口となる導入コピーは、ファーストビューで発信したメッセージから商品説明につなぐ役割を果たします。

ファーストビューで伝えたベネフィットや提案、共感を、さらに助長させるようなコピーで商品説明につなぎます。

3.商品・サービスの紹介

ボディパーツのメイン要素となるのが、商品やサービスの紹介部分です。商材のスペックや品質、ベネフィット、他者との差別化ポイントなどを、ターゲットニーズに合った言葉遣いやデザインで紹介していきます。

ベネフィットは、あくまでもユーザー目線で書かれていることが大切です。

4.CTAボタン

CTAボタンは、アクション喚起ボタンといわれ、LPの要所に配置することで、CVに直結させる役割を果たします。

ユーザーによっては、最後まで読まなくてもすぐに購入や申込みを決める人もおり、最後までスクロールしなくても目的を果たすことができるように、複数箇所にCTAを配置します。

わかりやすいように、形や色で目立たせるほか、「すぐに購入する」などの行動を促すコピーを使います。また、ボタンの前後には、クリックを後押しする言葉を配置するようにしましょう。

5.エビデンス・お客様の声・メディア掲載実績など

商材の良さをスペックやベネフィットで紹介するだけではなく、データで裏付けられたエビンデスや、実際に使ったことがあるお客様の声、メディアでの掲載実績など、客観的な情報を提供することで信頼度が増し、購入や申込みを後押しすることになります。

6.よくある質問(FAQ)

ファーストビューで興味を抱き、ボディパーツで商材の良さを理解できて、いよいよ購入しようかという段階まできたら、いよいよ最後の「クロージング」パーツです。

ここでは、よくある質問や導入の流れを配置して、ユーザーの疑問や不安を先取りして解消してあげるようにします。これにより離脱防止となり、ユーザーも安心してCVに進むことができます。

7.必要事項の入力フォーム

LPの最後には、購入や資料請求、問合せに必要な、名前や住所当を入力するフォームへ遷移するCTAボタンを配置します。入力フォームは、項目が多過ぎてストレスにならないよう、必要最小限の入力要素に留めておきます。

また、エラー箇所や進捗状況などがわかりやすい仕様にするほか、チャットボットなどで入力を補助する機能も搭載して、離脱を防ぐようにしましょう。

LPの構成を作成する際に注意すべきポイント

CVRが上がる効果的なLPの構成を作るには、以下の点に注意して作成することをおすすめします。

ユーザー目線の構成にする

LPは、自社商材のアピールやCV達成が目的なので、企業が伝えたい要素を訴求しがちですが、あくまでもユーザーが何を知りたいのか、何がベネフィットになるのかを意識して作ることが重要です。

読み進めるうちに自分の悩みが解決して、商材を購入・利用することでいいことがありそうだと、ユーザーに期待・確信させるような流れを作ると、CVRが上がります。

入力フォームの最適化(EFO)を行う

名前や住所などを入力するフォームは、簡単に入力ができ、ユーザーに負担をかけないように最適化することが大切です。進捗の表示やエラー表示もわかりやすく、ストレスを与えないフォームに仕上げましょう。

LPの最適化(LPO)を行う

LPは作って終わりなのではなく、定期的に分析を行い、最適化を図ることが重要です。ヒートマップなどを利用すると、ユーザーの動きが色の違いで判断できるので、動きが鈍いところは改善が必要となります。

A/Bテストを行う

ユーザーの動きはヒートマップなどで確認しますが、ビジュアルやコピーなどのクリエイティブの効果検証には、A/Bテストが適しています。複数のクリエイティブを使って比較することで、最適な案を選ぶようにしましょう。

まとめ

LPは、CVに効率的に誘導することが目的で、通常は「ファーストビュー」「ボディ」「クロージング」の3つのパーツで構成されます。

ファーストビューで興味をかき立て、ボディで理解促進を行い、クロージングで疑問を払拭させて行動に至らせる流れを効果的に作るには、必要な要素を最適に配置する必要があります。また、定期的な効果検証によるLPOを行うことも重要です。

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この記事の執筆者

株式会社WACUL

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