コンテンツマーケティングの「エンゲージメント」とは?指標や向上させる方法を解説

コンテンツマーケティング |

こんにちは。SEOコンサルティングサービス「AIアナリストSEO」ライターチームです。

コンテンツマーケティングにおけるエンゲージメントとは、企業のサービスに共感したユーザーが自分から企業と関わろうとして起こす行動のことを言います。

この記事では、コンテンツマーケティングのエンゲージメントとは何か、エンゲージメントを測る指標、エンゲージメントを向上させる方法を解説します。企業の事例も複数紹介しているので、ぜひ役立ててください。

目次

コンテンツマーケティングにおける「エンゲージメント」とは?

そもそも「エンゲージメント」とは、直訳すると契約する・約束する・婚約するなどの意味を持つ単語です。コンテンツマーケティングでは、Webサイトに定期的に訪問するユーザーやSNS上のフォロワーなど、サービスとの関連を持つ人々との関係を指します。情報提供者とユーザーの繋がりや好感度のことと捉えて良いでしょう。

コンテンツマーケティングでエンゲージメントを測る指標

では、コンテンツマーケティングでエンゲージメントを測る指標にはどのようなものがあるのでしょうか。以下で紹介します。

UU数

UU数(ユニークユーザー)とは、ある期間中にWebサイトを訪れたユーザー数を指します。1人のユーザーが訪問するとUU数にカウントされます。ただし、特定の集計期間内で同じユーザーが何度Webサイトを訪れたとしても、UU数は1とカウントされます。UU数を計測することは、Webサイトの人気度が把握できる指標にもなります。

滞在時間

滞在時間とは、コンテンツの閲覧時間のことを言います。具体的には、自社のWebサイトに訪れたユーザーが別のWebサイトに移ったり、ページを閉じたりするまでの時間です。そのコンテンツが閲覧しているユーザーにとってどれほど値打ちがあったかを把握する指標であり、滞在時間が長いほどユーザーにとって価値のある情報であると言えるでしょう。

回遊率

回遊率とは、1人のユーザーが1回の訪問で何ページ閲覧したのかを言います。こちらも、滞在時間と同じく、回遊率が高いほど多くのユーザーがそのWebサイトの情報に対して興味や価値を感じていると言えます。また、一般的には問い合わせや資料請求(CVR)にも繋がりやすいのです。

再訪期間・再訪数

再訪とは、以前にもそのWebサイトを訪れたことのある人が一定期間内に再度Webサイトを訪れることを言います。サービスに対する興味関心が強くなってくると自然と再訪期間も短くなり、再訪数も多くなるため、エンゲージメントが成功したと考えられるでしょう。ブランドの認知度やリードを上げるためには必要不可欠です。

SNSのシェア数

SNSはTwitterやFacebook、Instagramなどが挙げられ、マーケティングで使用されることも多く、SNSでのシェア数が多ければ、ユーザーにとって価値のあるコンテンツと言えます。他にも、フォロワー数や「いいね」数や、コメント数、リンククリック数などエンゲージメントを測れる指標が多くあり、そちらでもユーザーの反応を見られるでしょう。

問い合わせ数

問い合わせ数とは、サービスや商品に興味を持ち問い合わせをしてきた数を言います。資料のダウンロード数に関しても同じで、顧客側から利用検討へと進んできてくれていることを表します。コンテンツマーケティングでは「導入を検討している見込み客」と考えることができます。

会員登録数

会員サービスの場合は、新規ユーザーの獲得が会員登録数となりますので、会員登録数は重視されるエンゲージメントになります。会員登録をしてくれるユーザーはサービスや商品に強く興味関心を持ってくれていると言え、見込み客として考えられます。

コンテンツマーケティングでエンゲージメントを向上させた事例

では、具体的にコンテンツマーケティングをしたことによりエンゲージメントを向上させた事例を紹介します。

「レッドブル」の事例

レッドブルは、エナジードリンク販売会社で、「レッドブル、翼をさずける」というキャッチコピーに関連したコンテンツを文章や動画で配信しています。

しかし、コンテンツには商品がほとんど出ることがなく、スポーツやアスリートに関するコンテンツが配信されています。ついついシェアしたくなるような配信のため、商品を宣伝せずとも、潜在層へのマーケティングを実施しているのです。それにより、世界中で多くのユーザーから支持されています。

「サイボウズ式」の事例

「サイボウズ式」は、企業のシステムソフトを提供するサイボウズが運営しているWebメディアで、製品に関連する情報は少なく、チームワーク、働き方、組織のあり方、多様な生き方などに関する記事を発信しています。

商品の売り込みよりもユーザーにとって為になる有益な情報を発信していることが特徴で、オンリーワンの魅力あるコンテンツマーケティングで、エンゲージメントの向上に成功しています。

「くらしの良品研究所」の事例

「くらしの良品研究所」は無印良品を手がける良品計画のWebメディアです。無印良品の世界観に共感してくれるユーザーをターゲットとし、衣服・食品・生活雑貨に関するコンテンツの発信、「感じ良い暮らし」とは何かを提案しています。

リクエストコメントの配置やネットストアへの遷移も考えられた設計がなされており、より質の高い商品にするための研究・開発をしていることを知ってもらうことで、ファンとの関係性を高めています。

コンテンツマーケティングでエンゲージメントを向上させる方法

では、コンテンツマーケティングでエンゲージメントを向上させる方法とは何なのでしょうか。

質の良いコンテンツを継続的に配信する

ペルソナが好むような内容やユーザーにとって有益な情報を発信することで、質の高いコンテンツを配信できます。また、継続的な配信をすることでその道のプロとして、ユーザーからの信頼感を得られエンゲージメントに繋がります。更新頻度が少ないことでユーザーが離れてしまうこともあるため、定期的な配信が大切です。

ブランディング・自社の強みを意識する

ユーザーは自社ブランドへの理解を深め、惹かれることでファンになります。自社の強みを意識し、強みを生かしたコンテンツ作りをしましょう。コンテンツ力を高めるには、他社との差別化をすることも重要です。コンテンツマーケティングでファンとの関係を深めることがエンゲージメントとなります。

ストーリー性を取り入れる(カスタマージャーニーマップの作成)

ユーザーの立場に立ち、ストーリー作りをしましょう。アンケート調査の実施やユーザーインタビューも効果的です。

価値のあるコンテンツマーケティングにはカスタマージャーニーマップの作成も効果的です。カスタマージャーニーマップとは、ペルソナがサービスや商品購入までに至る道筋を可視化した図のことです。時間も手間もかかりますが、細かく設定することでユーザーの課題をより理解でき、チーム内での共通認識ができます。また、PDCAを回しやすくなります。

トレンドを意識する

街中やインターネット、友人や職場の仲間との会話で、常にトレンドのアンテナを張りましょう。今どのようなことが人々の関心を集めるのか、どのようなことが多く見られるのか、タイムリーなコンテンツを把握しておき、それを配信することは、エンゲージメント向上が期待できます。

SNSでユーザーとコミュニケーションをとる

自社のTwitterなどのSNSがあれば、フォロワーに向けたメッセージを発信したり日頃の感謝を発信したりすることで、ユーザーは「大事にされている」と感じます。いいねをする、返信のコメントをする、シェアするなどの直接的なコミュニケーションを取ることでユーザーからのブランドに対するエンゲージメントがさらに高まります。

まとめ

コンテンツマーケティングのエンゲージメントは、様々な指標で測ることができます。自社の強みを理解し、独自のコンテンツを作成していきましょう。

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この記事の執筆者

株式会社WACUL

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