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コンテンツマーケティングにおけるマーケティングオートメーションの活用方法や効果を紹介
こんにちは。SEOコンサルティングサービス「AIアナリストSEO」ライターチームです。
コンテンツマーケティングへの取り組みを強化するために、マーケティングオートメーションの活用が非常に役立ちます。
この記事では、コンテンツマーケティングにおける、マーケティングオートメーション導入のメリット、有効な活用方法、などについて解説しています。人気のマーケティングオートメーションツール活用の成功事例を紹介しているので、参考にしてください。
目次
- コンテンツマーケティングとは?
- コンテンツマーケティングが注目される背景
- コンテンツマーケティングの成功のための5ステップ
- マーケティングオートメーションとは?
- コンテンツマーケティングでマーケティングオートメーションを活用するメリット
- コンテンツマーケティングでマーケティングオートメーションを活用する方法
- 人気のマーケティングオートメーションツールと活用事例
- まとめ
コンテンツマーケティングとは?
コンテンツマーケティングとは、コンテンツを配信し、コンテンツを読んでくれたユーザーを顧客化することから始まる、マーケティング手法です。潜在的な顧客は、コンテンツを認識することで見込み顧客となります。見込み顧客の育成を続けることで、最終的には、商品・サービスを利用してくれる優良顧客となり、その良好な関係を継続させることを目指します。
コンテンツの種類と配信方法
コンテンツには、デジタルとアナログの2種類があります。デジタルのコンテンツとしては、Web記事・ブログ・メールマガジン・ニュースレター・プレスリリース・ホワイトペーパーなどがあります。この他、SNS・動画・音声などの投稿、ウェビナーなども、デジタルコンテンツです。アナログとしては、雑誌・カタログ・展示会・セミナーなどがあげられます。
コンテンツSEOとの違い
コンテンツSEOは、コンテンツマーケティングの一つの手法です。コンテンツとして作成されたWeb記事は、SEOを行うことでGoogleなどの検索順位が上がります。より多くの人々に記事を読んでもらう機会が増えることで、多くの顧客の獲得につながります。
コンテンツマーケティングが注目される背景
インターネットの普及などにより、Web上で、消費者がみずから情報を調べる時代へと変わってきています。かつての消費者は、テレビCMなどから情報を得ることが中心でした。自分が知りたい情報を、自分で調べることで、商品購入などを積極的に行う消費者が増えています。
顧客は、商品・サービスに興味を持っているため、営業を行う企業側は、無理な売り込みをする必要がなくなり、顧客に不快な思いを与えることもなく、良好な関係を築けることとなります。スムーズな商談が行えることは、営業側にとっても大きなメリットと言えます。
コンテンツマーケティングの成功のための5ス
テップ
コンテンツマーケティングを成功させるために何をすればよいのかについて、5つのステップで解説します。
1.ユーザーが求める良質なコンテンツの作成
自社の商品・サービスを利用してくれるターゲットとなるユーザー像を絞り、ユーザーのニーズに合った良質なコンテンツの作成を行います。より多くの人に自社のWebサイト・商品・サービスを認知してもらうためには、大量のコンテンツの準備が必要となります。
2.コンテンツの発信とリード獲得
さまざまなチャネルを使い、コンテンツを発信し、リード獲得に努めます。リードとは、商品購入・サービス利用をしてくれる確度の高い見込み顧客のことをいいます。複数のチャネルをうまく連携させ、多くのユーザーに、幅広くコンテンツを発信することで、多くのリード獲得につなげます。
3.ユーザー分析と見込み顧客へのコンタクト
Googleアナリティクスなどの分析ツールを活用し、自社のコンテンツを訪れるユーザー分析を行い、求められるコンテンツの継続的な発信を行います。メール・メルマガ・電話・Web会議などの手法で、見込み顧客へのコンタクトを行い、商品購入・サービス利用の実現を目指します。
4.優良顧客の育成
商品購入・サービス利用をしてくれた顧客を優良顧客といい、優良顧客のさらなる育成を行います。優良顧客が、自社商品・サービスのファンとなることで、リピート率や、口コミでの拡散率などが高まります。
5.顧客との優良関係の継続
自社の商品・サービスのファンやリピーターとなってくれた、優良顧客との関係を、できるだけ継続させられるように努めます。優良な関係を築けた顧客からは、解約される可能性が少ないです。コンテンツマーケティングにおいては、獲得した顧客との優良関係の継続が、非常に大切です。
マーケティングオートメーションとは?
マーケティングオートメーション(以下、MA)は、マーケティング活動を自動化するためのツールです。企業と顧客との良好な関係づくりをするために、有効な機能が備わっています。見込み顧客を優良な顧客へと育成するために、育成プロセスごとに適した施策を実行するなど、さまざまなサポートが可能となります。
マーケティングオートメーションでできること
MAを活用することで、顧客のWeb上でのアクションをデータとして獲得し、分析を行い、顧客情報として集積・管理できます。高度な分析を行うことで、商品・サービスを利用してくれそうな、見込み顧客を抽出し、効果的なマーケティングが実施できます。コンテンツ配信の効果測定・メルマガの定期配信なども自動化できるため、工数の削減につながります。
マーケティングオートメーションの主な機能
MAの主な機能として、さまざまなチャネルから獲得された「顧客情報の一元管理機能」、顧客が商品購入・サービス利用にいたる角度を算出してデータ化する「スコアリング機能」、顧客ごとに行うべき営業の「シナリオ設計機能」、メール・メールマガジンなどの「自動配信機能」、顧客行動などの「分析・レポート機能」などがあげられます。
コンテンツマーケティングでマーケティングオートメーションを活用するメリット
コンテンツマーケティングでMAを活用するメリットについて解説します。
顧客の行動に応じたマーケティングができる
MAを活用することで、顧客のアクションに応じたマーケティングが実施できます。コンテンツマーケティングでは、顧客レベルに応じたマーケティングを行う必要があります。配信されたコンテンツにアクセスしたばかりの「潜在顧客」、商品を認知した段階の「見込み顧客」、商品購入段階の「優良顧客」など、それぞれに適したマーケティング施策があります。
リード情報などのデータを一元管理できる
MAを活用することで、配信されたコンテンツにアクセスしてきた、顧客の情報をすべて一元管理できます。顧客の属性・Webサイトの閲覧状況・Webメールの開封状況など、顧客の状況をリアルタイムで把握できるため、大切な商談の機会を逃すことを防止できます。
他部門との情報共有・連携ができる
MAを活用することで、一元管理された顧客の情報を、他部門ともリアルタイムで、共有・連携できます。マーケティング部門・営業部門など、全社での情報共有ができるため、部門間での情報の伝達ミス、顧客対応の見逃しなどが防止できます。
コンテンツの効果検証ができる
MAを活用することで、配信されたコンテンツの効果検証が行えます。コンテンツマーケティングを行う際、コンテンツ配信はしているが、効果検証が上手くできていない企業が少なくないです。効果の出ていないコンテンツは、改善の必要がある可能性があります。コンテンツの管理はMAにまかせて、他の業務に時間を割くことが可能となり、生産性が高まります。
コンテンツマーケティングでマーケティングオートメーションを活用する方法
コンテンツマーケティングを行う際の、MAの活用方法について解説します。
顧客情報の集約・管理を行う
顧客情報の集約・管理をMAで行うことで、社内の顧客情報をすべて把握できます。コンテンツマーケティングでは、見込み顧客の獲得と優良顧客への育成が大切です。セミナー・Web記事・SNSなどを通じて収集したデータをもとに、顧客属性別、または一括でのアプローチを行い、優良顧客へと育成します。
顧客に合わせた情報配信を行う
MAに集約された顧客情報を用いて、顧客の商品・サービスに対する、検討レベルに合わせた情報配信を行います。見込み顧客のなかには、実名・匿名の顧客が混在しています。MAの活用で、入力フォームを作成し、匿名ユーザーの情報を取得し、実名の顧客獲得につなげます。顧客の検討レベルに合うコンテンツを、メルマガなどで定期的に配信し、購買意欲向上に努めます。
獲得効率の高いチャネルを分析する
顧客獲得率の高いチャネルが何であるかを、分析・把握することで、より効果的なコンテンツの配信を目指します。SEOによるWeb記事などのリード獲得は、短期的な効果が現れにくく、SNSなどの方が、効果が出やすい傾向にあります。Web記事の配信を継続しながら、イベント開催・SNSによる情報拡散を行うなど、複数のチャネルをうまく活用していきましょう。
確度の高い顧客を選別する
顧客行動などのデータをもとに、商品購入・サービス利用の確度が高い顧客を、MAを使って選別します。MAは、顧客情報を一元管理できるため、全顧客の行動を把握できます。イベントでの関心度・態度、Web上での問合せ・資料DLなど、さまざまな行動をもとに、見込み度が高いと思われる顧客を選別し、営業部門に引継ぎ、商談へとつなげます。
人気のマーケティングオートメーションツールと活用事例
人気のあるMAとその活用事例を4つ紹介します。
Adobe Marketo Engage
「Adobe Marketo Engage」は、Adobe社が提供するMAツールであり、全世界で5,000以上の企業が導入しています。
成功事例『コクヨ株式会社』
文具、事務用品を製造・販売する「コクヨ株式会社」では、BtoBのファニチャー関連事業において、Marketoを導入しました。見込み顧客の購入検討確度を把握することで、効率のよい営業を目指すための導入です。MAによる作業の自動化により、セミナーなどへの集客数は3倍に増え、新規顧客数・案件化率・資料請求率はすべて10%増加しています。
HubSpot Marketing Hub
「HubSpot Marketing Hub」は、HubSpotが提供するMAで、マーケティングで必要とされるツールとデータが一つのプラットフォームに集約されています。
成功事例『株式会社ブイキューブ』
BtoB向けのビジュアルコミュニケーションサービスを展開する「株式会社ブイキューブ」では、マーケティングを可視化する施策を立て、HubSpot Marketing Hubを導入しました。顧客ニーズを優先したマーケティングの実践で、獲得リード数2倍、新規顧客単価1.65倍を実現しました。
Marketing Cloud Account Engagement(旧 Pardot)
「Marketing Cloud Account Engagement (旧 Pardot)」は、セールスフォース・ジャパンが提供するSalesforceと一体型タイプのMAで、見込み顧客獲得のための機能がそろっています。
成功事例『オイシックス・ラ・大地』
有機野菜を中心に販売する「Oisix」を運営している「オイシックス・ラ・大地」は、食に関するカスタマージャーニーの再定義と、顧客との最適なコミュニケーションのためのシナリオ設計を目指して、Marketing Cloud Account Engagementを導入しました。導入後、最適なチャネルでの最適なタイミングのコミュニケーションを行うことで、解約につながる注文未変更者数を6割削減できました。
SATORI
「SATORI」は、SATORI株式会社が提供するMAで、見込み顧客獲得のための機能と集客のサポート機能が充実しています。
成功事例『ソニーネットワークコミュニケーションズ株式会社』
「NURO 光」などのサービスを展開する「ソニーネットワークコミュニケーションズ株式会社」は、法人向けサービスの認知・拡大を目指し、マーケティング組織の立ち上げと共に、SATORIを導入しました。直感でも使える操作性の優れたUIのツールであり、PV数も最大1.5〜2倍に増加し、マーケティング・営業・顧客間の潤滑油のような存在となっています。
まとめ
コンテンツマーケティングは、マーケティングオートメーションを導入することで、効率よく作業を進められます。「顧客データの集約」「顧客の検討レベルのスコアリング」「顧客とのコミュニケーションのためのシナリオ作成」「顧客属性に応じた情報配信」などの業務をまかせられます。顧客のニーズにあった良質のコンテンツの配信を心がけましょう。
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この記事の執筆者
株式会社WACUL
株式会社WACUL(ワカル)は、「Webサイト分析をシンプルに」というビジョンのもと、簡単にWebサイト改善の方針を手にすることができる世の中を実現します。