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コンテンツマーケティングにおけるコンテンツの拡散方法|成功事例4選も紹介
こんにちは。SEOコンサルティングサービス「AIアナリストSEO」ライターチームです。
この記事は、Webマーケティング担当者に向けて、コンテンツマーケティングの効果をあげるために重要なコンテンツの拡散方法をわかりやすく解説します。また、合わせてコンテンツマーケティングとは何か、拡散されやすいコンテンツの特徴なども取り上げています。ぜひ参考にしてください
目次
- コンテンツマーケティングとは
- コンテンツマーケティングにおけるコンテンツの種類
- コンテンツ作成後は拡散することが重要
- コンテンツマーケティングの拡散方法
- 拡散されやすいコンテンツを作るポイント
- SNSでコンテンツを拡散した成功事例4選
- コンテンツマーケティングの注意点
- コンテンツマーケティングの解析方法
- まとめ
コンテンツマーケティングとは
コンテンツマーケティングとは、ユーザーにとって価値のあるコンテンツを提供し続けることで、ユーザーとの関係性を構築し、最終的には自社のファン・顧客の獲得を目的としたマーケティング手法のことです。
コンテンツマーケティングのポイントは、「ユーザーにとって価値のあるコンテンツ」を「継続して提供」し、「自社のファンになってもらう」ことの3点です。単発でコンテンツを提供していては意味がなく、ユーザーとの関係を構築する視点を持つことが欠かせません。
コンテンツマーケティングが必要とされる理由
インターネットの普及によって、従来の売り込み型の宣伝手法が通用しなくなったことで、コンテンツマーケティングが必要とされるようになりました。
現在のユーザーは新商品の情報を得る際にインターネットやSNSで検索するケースが多いため、検索結果に自社のコンテンツが掲載され、それをユーザーがクリックすることで接点を持つことができます。
コンテンツマーケティングのメリット
コンテンツマーケティングは、検索エンジンやSNSとの相性がよく、情報を自然な形で提示できる点が特徴です。また、情報が拡散されることで、幅広い地域の多くのユーザーにアプローチできます。
高品質なコンテンツを継続して提供することで、自社のポジションを確立できれば、ユーザーからの信用や信頼獲得につながるほか、自社のブランディングにもなる点も大きな特徴です。
さらに、Web広告などと比べるとコストを抑えられ、広告宣伝費の削減ができるため、予算に余裕がない企業でも導入しやすくなっています。
コンテンツマーケティングにおけるコンテンツの種類
ここでは、コンテンツマーケティングにおける具体的なコンテンツの種類を解説します。
記事コンテンツ(ビジネスブログ)
記事コンテンツには、コラム記事や活用方法記事、事例コンテンツなどがあります。コンテンツを蓄積しながらメディア運営ができ、コンテンツが増えると検索エンジンからの評価もえやすくなるため、自然検索からの流入も期待できます。また、ランニングコストも抑えられる点も大きな特徴です。
メールマガジン
メールマガジンは、事前に取得したユーザーのメールアドレスを使って、アプローチする方法です。メールアドレスは自社サイトでメルマガ登録フォームを設置したり、無料コンテンツの配布を行ったりすることで取得します。
獲得したリードに対して直接販売促進ができるため、商品の購入や再購入につながりやすくコストを抑えつつ多くの顧客を呼び込める可能性もあります。
ホワイトペーパー
ホワイトペーパーは、事例紹介や課題解決などに関する情報を提供することで、商品やサービスの購入を促すコンテンツです。希望者に無料で配布し、配布時にメールアドレスを入力してもらうことで、メルマガ配信をするといった形で他の施策につなげることもできます。自社商品やサービスに対する意向度を高めたいときに効果的です。
Web広告
Web広告は、その名の通り、Web上に出稿される広告のことです。さまざまな広告の種類がありますが、中でもリスティング広告が有名で、多くの企業が利用しています。
課金方法にはいくつかの種類があるため、目的に応じた方法を選ぶことで、高いコストパフォーマンスにつなげることもできます。また、ユーザーの興味や関心のある広告が表示される点は大きなメリットです。
プレスリリース
プレスリリースとは、企業の新商品や団体が行った調査の結果などを報道機関に向けて発表するコンテンツです。プレスリリースが情報サイトやニュースサイトなどに掲載されれば、コストをかけることなく多くの人に見てもらえます。自社で新商品を発売する、イベントを開催するといったときなどの利用がおすすめです。
SNS
SNSは、拡散性に優れており、二次拡散されるケースもあるため、世界中に記事や動画が広がる可能性があります。そのため、商品やサービスの認知度を向上させたいときなどに有効です。
具体的にはTwitterやInstagram、Facebookといった各種SNSを使ってコンテンツを広めます。また、情報提供はビジネスブログで、ユーザーとの交流はSNSで、といった形で使い分けることも可能です。
LP(ランディングページ)
LPとは、ユーザーに商品を紹介したうえで購入してもらうための1枚綴りのページのことです。バナー広告やSNS広告をクリックするとこのページに遷移することが多くなっています。LPは1枚綴りのページであり、上から順にユーザーに読んでもらいたい情報が記載されているため、購買意欲を高めやすいという特徴があります。
インフォグラフィック
インフォグラフィックとは、グラフや図を使ってデータや情報をわかりやすく表現するコンテンツです。一見するとわかりにくい情報もグラフや図を使うことで、ユーザーにとって理解しやすいものとなります。記事やLP、ホワイトペーパーなどの中に含めることで、わかりやすさとオリジナリティを兼ね添えたコンテツとすることも可能です。
動画
動画は、ブランディングや事例紹介、サービスや商品の紹介などさまざまな情報を視覚や聴覚に訴求できるコンテンツです。文字や画像のみのコンテンツよりも伝わりやすい点が特徴です。
また、ターゲットも絞りやすく拡散性も高いため、YouTubeにアップするなどすれば、自社のターゲットとする多くのユーザーに見てもらえる可能性があります。
コンテンツ作成後は拡散することが重要
作成したコンテンツは、自然検索からの流入を得ることはもちろん、拡散することも重要です。いくらいいコンテツを作ったとしても、見つけてもらえなければ意味がありません。つまり、コンテンツマーケティングに取り組むにあたっては、質の良いコンテンツと拡散するための手法が欠かせないということです。
各コンテンツを単体で運用しても拡散されにくいため、コンテンツ同士を組み合わせて相乗効果を狙うなどすることもポイントとなります。
ユーザーがコンテンツを拡散する心理を理解する
コンテンツの拡散を目指すのであれば、なぜユーザーがコンテンツを拡散するのか、その理由を理解する必要があります。コンテンツを拡散する理由は、興味のある分野の情報をフォロワーや友人に伝えたい、ブックマークがわりに使用する、コンテンツが有益、などさまざまです。
コンテンツ作成に当たっては、こういった点を踏まえ、ユーザーが拡散したくなるものを作る必要があります。
拡散されるコンテンツの特徴
ユーザーに拡散されるコンテツの特徴としては、以下のようなものが挙げられます。
- 読む価値のあるコンテンツ
- 面白いコンテンツ
- ユーザーが拡散することでメリットを得られるコンテンツ
- 話題性やインパクトのあるコンテンツ
など
拡散につながるポイントは1つだけではないため、自社の扱う商品やサービス、コンテンツマーケティングに取り組む目的などを踏まえたうえで、上記のような点を満たせるコンテンツ作りに取り組んでください。
コンテンツマーケティングの拡散方法
ここでは、自社のコンテンツを拡散してもらうための具体的な方法を解説します。
SNSを活用する
SNSはリツイートや、いいね等、拡散性に優れているため、コンテンツの拡散にも活用可能です。うまくいけば、瞬く間にコンテンツが拡散されていきます。
InstagramやLINE、Twitter、Facebookなど、使用できるSNSはさまざまで、ユーザーによって使用しているSNSが異なります。SNSを使用する場合、ハッシュタグの使用や、いいねをしてくれたユーザーにいいねやリツイートを返すなどして関係性構築に努めることが大切です。
Instagramの拡散方法
Instagramは、他のSNSと比べると拡散力は高くないため、TwitterやFacebookなど他のSNSと組み合わせて活用することがポイントです。また、ブログやWebサイトなどと連携して情報を発信することも有効だといえます。また、有名なインスタグラマーに拡散をお願いするといった方法もあります。
LINE公式アカウントの拡散方法
LINE公式アカウントは、企業やブランドなどがLINEで公式アカウントを作り、ユーザーとコミュニケーションが取れるSNSです。ユーザー数が多いため、さまざまなユーザーにアプローチできる点は大きな特徴だといえます。
利用に当たっては、公式アカウントの友だちを増やす、友だちになったユーザーにアプローチするといったことがポイントです。
Twitterの拡散方法
TwitterはSNSの中でも特に拡散性に優れています。一方で、1つのツイートは140文字以内でなければならないため、概要をうまくまとめる必要があります。
また、タイムラインには日々新しいツイートが大量に投稿されるため、コンテンツの寿命は短いといえます。だからといって同じツイートを何度もするとフォロワーから嫌がられるため注意してください。
Facebookの拡散方法
FacebookはSNSの中でも比較的閉じられたコミュニティであるため、Webサイトに誘導するばかりの投稿は行うべきではありません。日常生活での出来事など、通常の投稿の中にさりげなくコンテンツの投稿を行うことがポイントです。また、企業アカウントを使用することも1つの方法だといえます。
ブログを活用する
ブログを活用してコンテンツを拡散したい場合、キーワード対策が行われているなど、SEO対策をしっかりと行うことが大切です。また、記事タイトルがユーザーの興味や関心を引くものでなければそもそもアクセスしてもらえません。
また、ブログ内のコンテンツ同士で内部リンクを設定する、SNSで拡散する、ブログランキングを利用するといったこともポイントとなります。
プレスリリースを活用する
プレスリリースを使ってコンテンツを拡散する場合、プレスリリース配信サービスに登録することをおすすめします。サービスに登録することで、各メディア向けにコンテンツの案内を行うことができます。サービスによっては無料で利用できるものもあるため、コストを抑えることも可能です。
メルマガを活用する
メルマガを活用する場合、誘導先のリンクを貼るこが重要ですが、リンクを貼りすぎると、ユーザーに「売り込もうとしているな」といった印象を与えてしまうため注意が必要です。また、メルマガ配信ツールを利用すれば、開封率など効果測定もできるため、結果を踏まえて対策を立てることもできます。
インフルエンサーを活用する
ユーザーに対して高い影響力を持つインフルエンサーを活用することも可能です。インフルエンサーマーケティングとも呼ばれるこの手法では、インフルエンサーに対して報酬を支払うことで自社の商品のPRなどを行ってもらいます。
ただし、インフルエンサーのファン層が自社のターゲット層と一致していなければならないため注意してください。
SEO対策を行う
コンテンツを広めるためには、SEO対策を行い上位表示を目指すことも必要不可欠です。リスティング広告であれば比較的簡単に上位表示ができますが、最近では広告を表示させなくするソフトなどもあるため、十分に機能しないケースもあります。一方でSEO対策を行い上位表示ができれば自然検索による流入増加が期待できます。
Web広告を活用する
SEO対策と合わせてWeb広告を活用することも拡散するうえではポイントです。Web広告には、リスティング広告、リマーケティング広告、ネイティブ広告、Facebook広告などさまざまな種類があります。
広告によっては、検索結果やSNSの投稿の中に自然に溶け込ませることもできるため、ユーザーにストレスを与えることなく宣伝することができます。
拡散されやすいコンテンツを作るポイント
拡散されやすいコンテンツを作る場合、ブランドの知名度をあげることを意識することが大切です。潜在層の開拓に取り組み、知名度アップを図ることで、拡散される可能性が高くなります。また、コンテンツのタイプを意識してコンテンツ作りに取り組むことも大切です。
同じコンテンツでも問題解決のためのコンテンツや拡散・集客を目的としたコンテンツ、商品やサービスの情報提供のためのコンテンツなどがあるため、それぞれの特徴と自社の目的を踏まえたうえで作成してください。
SNSでコンテンツを拡散した成功事例4選
1.森永製菓株式会社の事例
ある食品メーカーでは、Twitterで自社商品を買わない理由を書いたツイートを100円で買い取るというキャンペーンを行いました。キャンペーン開始からわずか数時間で4万リツイートを達成に加え、当該商品の検索数が増加し、各メディアでも取り上げられるなど、大きな反響がありました。
2.リュウジ@料理のおにいさんバズレシピの事例
料理のレシピをSNSなどで紹介しているインフルエンサーが、PRとしてある企業の商品を使ってレシピを投稿したところ5万以上のいいねがつくなどこちらも大きな反響がありました。文字数が限られるTwitterにおいて画像と文字を組み合わせて活用したことで、情報をうまく伝えられています。
3.株式会社アダストリアの事例
アパレルブランドが人気ゲームとコラボして、Instagramを活用したキャンペーンを行いました。このキャンペーンでは、告知投稿にいいねをすることで、ゲームで配布された服と同じデザインの服が当たるというものです。
アカウントのタグ付けやストーリでシェアすることで当選確率が上がるという仕組みであったため、ユーザーによる多くの拡散が生まれました。
4.大手食品メーカーH社の事例
大手食品メーカーでは、主婦向けに時短レシピを紹介するブログを開設し、ブログの情報をTwitterやInstagramでも紹介していました。
料理の美味しそうな写真やユニークなツイートなどによってファンを増やしていった結果、レシピがアップされると同時に同社の商品が売れるなどしました。また、料理本やレッスンなど関連コンテンツも人気を集めています。
コンテンツマーケティングの注意点
コンテンツがマーケティング効果を発揮するのはターゲットとなるユーザーに見つけてもらってからであるため、コンテンツマーケティングに取り組む場合、コンテンツを見つけてもらう方法を考えなければなりません。
自社のビジネスブログやホワイトペーパーなどをSNS、メール配信、SEO、広告、プレスリリース等を活用して拡散し、ユーザーに見つけてもらうようにしてください。
SEOの状況も確認する
コンテンツマーケティングに取り組む場合、SEO対策を行い自然検索からの流入増加を目指すことが大切です。そのため、SEOの状況は定期的に確認し、必要に応じて検索上位化対策に取り組むなどしてください。
定期的な更新や投稿、アップデートが必要
一度作成したコンテンツであっても、定期的な更新を行い、常に最新情報を提供できるように心がけることが大切です。継続して投稿すること、そして継続して更新・アップデートに取り組むことがユーザーからの信頼獲得につながります。
ブランディングを意識する
優良コンテンツを提供することで、ブランドイメージを確立し、ブランド力アップを目指すことも大切です。また、顧客のニーズに合わせて、タイミングよく適切なコンテンツを届けることで顧客のファン化につながりやすくなります。逆に、一方的な売込みはユーザーから敬遠されるため、避けてください。
コンテンツマーケティングの解析方法
コンテンツマーケティングは、定期的に効果測定を行うことも重要です。効果測定にあたっては、分析ツールや解析サービスを活用できるため、決してハードルは高くありません。また、効果測定を行う際は、KGI(重要目標達成指標)とKPI(重要業績評価指標)を設定してROI(投資利益率)を評価することも大切です。
アクセスは増加したものの、問合せやリード獲得につながっていないという事例もあるため、しっかりと解析し、改善する必要があります。
AIAブログ「コンテンツマーケティングの効果測定の方法と指標|測定する際のポイントを解説」
まとめ
コンテンツマーケティングでコンテンツを拡散してもらう方法には、ブログやメルマガ、SNSなどさまざまな方法があります。それぞれ特徴が異なるため、今回の内容を参考に、自社に適した方法に取り組んでください。また、コンテンツマーケティングは定期的にSEO対策や効果測定に取り組むなど、長期的な視点を持つことが大切です。
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この記事の執筆者
株式会社WACUL
株式会社WACUL(ワカル)は、「Webサイト分析をシンプルに」というビジョンのもと、簡単にWebサイト改善の方針を手にすることができる世の中を実現します。