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コンテンツマーケティングのデータ分析方法|確認すべきデータやツールなども解説
こんにちは。SEOコンサルティングサービス「AIアナリストSEO」ライターチームです。
近年、コンテンツマーケティングを実施する企業が増えています。競合に勝つにはコンテンツの質を高めることが大切です。コンテンツマーケティングでは、データを分析して評価・改善を繰り返すのが基本ですが、何のデータをどう見たらよいのかわからない人も多いでしょう。
この記事では、Webマーケティングを担当する方に向けて、コンテンツマーケティングで分析すべきデータの種類や分析ツールを紹介します。ぜひ参考にして下さい。
目次
コンテンツマーケティングとは?
コンテンツマーケティングとは、コンテンツを使って顧客に有益な情報を発信するマーケティング手法のひとつです。コンテンツは、広告として運用するのではなく、顧客が価値を感じるように作成するのがポイントです。顧客に有益であると見なされたコンテンツは、公開後もターゲットを集めます。企業は集めたターゲットを育成し、自社の商品やサービスの認知や購入につなげます。
これまでのマーケティングは「企業が伝えたい情報」を発信して購入を促すものでした。コンテンツマーケティングでは、顧客が「知りたいと思っている情報」や「解決したい問題」に焦点を当て、配信するのが特徴です。
コンテンツマーケティングの重要性
以前まで、企業は新聞やテレビのコマーシャル、DMなどの媒体から「企業が伝えたい情報」を発信するのが主流でした。消費者もそれらを参考に、商品やサービスを手にします。
近年ではスマートフォンの普及により、WebサイトやSNSを使用する人が増えています。消費者がインターネットで情報収集する割合は、新聞やテレビよりも上回っています。これにより、インターネット上で情報収集をしてから購入を決めるなど、消費者行動も変化しています。
コンテンツマーケティングは、現代の消費者行動にあわせたアプローチといえるでしょう。
コンテンツマーケティングの基本はPDCAサイクル
PDCAサイクルとは、Plan(計画)・Do(実行)・Check(測定・評価)・Action(対策・改善)を繰り返すフレームワークのことを指します。発信して終わりではよりよいコンテンツは作れず、マーケティングの成果も期待できません。
コンテンツを配信したあとにはPDCAのサイクルを回し、効果を検証します。どのような成果がでたのか、なぜでたのか、成果がでなかった理由などを分析して評価しましょう。分析結果から改善点を見出し、改善策を立てて次の施策を計画します。マーケティング担当者はこの流れを繰り返し、コンテンツの質の向上につなげましょう。
コンテンツマーケティングで注視すべきデータ一覧
ここでは、コンテンツマーケティングを行ううえで注視すべき9つのデータを紹介します。意外と見落とされがちなデータも紹介していますので、ぜひ参考にしてください。
新規ユーザー・既存ユーザー
新規ユーザー・既存ユーザーは、Googleアナリティクスを使って確認できます。これらは同じブラウザからコンテンツに何人訪問したかを示すデータです。
新規ユーザーとは、過去2年間に初めてアクセスしてきたブラウザの数のことです。既存ユーザーとは、過去2年以内で2回以上アクセスしてきたブラウザのことで、リピーターとも呼ばれます。
ユーザーはブラウザ単位の訪問数のことで、同じ人がサイトに2回アクセスしたとしても、ユーザー数は2でカウントされます。ユーザー数は正確な訪問数としてではなく、コンテンツ配信後のユーザーが増減したかの確認として使いましょう。
記事別のページビュー
ページビューとはページが閲覧された回数のことです。同じユーザーが同じページを何度閲覧したとしても、カウントは1セッションになります。このデータでは、一番見られているのはどのコンテンツかが確認できます。
ページビューは、Googleアナリティクスの「行動フロー→サイトコンテンツ→すべてのページ」で確認できます。
自然検索流入数
検索エンジンを使って表示されたコンテンツからアクセスしてきたユーザー数のことを、自然流入数といいます。自然流入数の割合が多い場合、SEO対策の効果が出ていると判断できます。自然検索流入数は、Googleアナリティクスの「集客→すべてのトラフィック→チャネル」にある「Organic Search」で確認できます。
流入キーワード
流入キーワードは、自社のコンテンツで狙っているキーワードが機能しているかの指標になるデータです。「自然流入数」の割合が少ない場合、狙っているキーワードごとの平均掲載順位や、それ以外でサイトへの訪問があったかを確認できます。流入キーワードはGoogleサーチコンソールで確認できます。
CV・CVR
CV(コンバージョン)とは、自社で事前に決めたコンテンツの目標に対して、ユーザーがアクションを起こしたことです。CVRはCVの達成率のことです。どちらもGoogleアナリティクスで確認できます。コンテンツの目標としているアクションには、問い合わせや会員登録、資料請求やダウンロードなどがあります。
コンバージョン貢献度
Googleアナリティクスでは、CVを決める際に「値」を設定できます。これにより「行動>行動フロー>サイトコンテンツ>すべてのページ」から、「ページの価値」としてコンバージョン貢献度をはかれます。コンバージョン貢献度の数値によって、各ページのCV対する金銭的な貢献度を分析できます。
直帰率・離脱率
「直帰率」とは、最初にアクセスしたコンテンツからユーザーが離脱した割合です。「離脱率」は、そのコンテンツのページビュー数に対して、ユーザーが離脱した割合を指します。直帰率が高い原因には、コンテンツが見づらかったり使いづらかったりすることや、ユーザーのほしい情報がないなどが考えられます。
直帰率は高いが平均滞在時間が短いページは、改善する箇所がある。直帰率が高くてもCVが多いなら問題はないなど、他のデータと合わせて分析しましょう。
ソーシャル拡散率
ソーシャル拡散率は、TwitterアナリティクスやFacebookインサイトなどで分析できます。また、Twitterのキーワード検索やYahoo!リアルタイム検索でもリアルタイムの動きが確認できます。
効率的にコンテンツマーケティングを行うためには、SNSを上手に利用することも大切です。SNSを使用すると、よりアクティブな情報発信が可能になります。
検索順位
検索順位とは、検索エンジンでの検索結果で何位に表示されているのかを表すものです。順位によって、コンテンツのSEO対策の成果がどの程度かを確認できます。
Googleサーチコンソールでは、キーワードの検索結果ごとの表示回数や順位、アクセス数を確認できます。Googleアナリティクスでは、各コンテンツの実際の訪問数を確認できます。
コンテンツマーケティングのデータ分析に使用するツール
コンテンツのデータ分析をするためには、まずは以下のツールの導入を検討するとよいでしょう。
Googleアナリティクス
Googleアナリティクスとは、Googleが提供する無料のアクセス解析ツールです。サイトを運営しているコンテンツへのアクセス状況をさまざまな視点から分析できます。
コンテンツ全体、ページごと、ユーザーごとの閲覧数や、広告や検索エンジンからなどアクセスはどこからしているのが多いかの他にも、アクセスが多い時間帯や直帰率、CVなどのデータを確認できます。
Googleサーチコンソール
Googleサーチコンソールとは、Google検索でのコンテンツのパフォーマンスを調べられるツールです。「サチコ」とも呼ばれています。Googleアナリティクスと異なる点は、ユーザーがサイトにアクセスする前のデータを取得できるところです。
たとえば、検索キーワードの状況やページの問題点、セキュリティ・手動ペナルティの問題、外部サイトからの被リンクなどの確認ができます。
Ptenpine(ヒートマップ)
Ptengineとは、株式会社Ptmindが無料で提供しているユーザー体験分析ツールです。ユーザーがコンテンツで注視した・クリックが多かった箇所、離脱が多いポイントなどをサーモグラフィのように色で可視化できます。直感的かつ簡単に使用できる点や、リアルタイムのデータを見られるのが特徴です。
まとめ
コンテンツマーケティングを行う際には、データへの理解を深めて改善を重ね、コンテンツの質を高めることが重要です。データ分析ツールをうまく活用して、PDCAサイクルを回しながらより質の高いコンテンツを目指しましょう。
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この記事の執筆者
株式会社WACUL
株式会社WACUL(ワカル)は、「Webサイト分析をシンプルに」というビジョンのもと、簡単にWebサイト改善の方針を手にすることができる世の中を実現します。