株式会社リクルートゼクシィなび
AIアナリストと共に歩む、CV数2倍以上の目標達成までの道筋。
「幸せな結婚を増やす」リクルートゼクシィなび様のミッションに貢献。
業種:代理店
課題:CV数を増やしたい
“CV数が
2倍以上に増加”
Q.リクルートゼクシィなび様の事業内容を教えてください。
「株式会社リクルートゼクシィなび」は、皆さまの人生に寄りそって、1.様々な出会いの機会を提供するマッチングサービス「ゼクシィ縁結び」、2.結婚式準備に関するカウンター相談サービス「ゼクシィ相談カウンター」、3.結婚から始まる”ライフプランニング”、”お金”、”保険の見直し”に関する相談サービス「ゼクシィ保険ショップ」を運営し、結婚前から結婚後まで、カップルの「幸せ」をサポートしています。
Q.福田様、堀川様が所属するマーケティング企画グループについて教えてください。
私たち経営企画部マーケティング企画グループでは、「ゼクシィ保険ショップ」など、ゼクシィなびで運営するサービスの新規契約数を増やすため、Web・リアル問わず、集客数の向上のため施策を講じています。
「大切な人と出会い、結婚をして、家族のために保険を考える」。ゼクシィなびが提供するサービスは、お客様にとって人生に一度しかないことがたくさんあります。人生で一度しかないことですと、当然どんな人でも初めてのことや知らないことばかりなので、Webで積極的に情報収集を行う方が非常に多いと思います。
だから、私たちとしても、そのような「はじめてのことだから知りたい」というお客様のニーズに答えるため、Webサイトで「分かりやすく役に立つ」情報の提供に力を入れています。そして、Webサイト上でそういった役立つ情報を知っていただいたときに、ゼクシィなびのことも知っていただき、弊社の無料相談を予約して頂けると嬉しいと思っています。
リクルートゼクシィなびが掲げる「幸せな結婚」を1人でも多くの方にご提供できるよう、Webと実店舗の両輪で様々な施策を考え、運営しています。
Q.「ゼクシィ保険ショップ」のWebサイトの運営における重要な指標(KPI)は何でしょうか?
「ゼクシィ保険ショップ」では、結婚をして家族を持たれたお客様のライフプランニングに関するお悩みや不安を解消できるように、実店舗で無料相談をお受けし、お客様それぞれのケースに応じた最適な保険をご提案しています。
Webサイトでその実店舗での無料相談の予約を受け付けているため、私たちのWebサイトの運営上、最も重要なKPIは「無料相談の予約数」です。
Q.無料相談の予約数がKPIなのですね。その今年度の目標値はどういったものなのでしょうか?
毎年結婚するカップルは約60万組いらっしゃいます。そのうちの半分、約30万組がウェディング情報誌ゼクシィを読んでいます。「ゼクシィ保険ショップ」もゼクシィのグループのひとつですから、当然このゼクシィをご覧になる皆さまには、紙面などを通じて私たちのサービスを知っていただける機会が設けられています。
しかし、Webはどなたでもリーチできる可能性があります。だから、Webに関してはゼクシィをご覧になっている方だけでなく、ゼクシィに触れていないもう半分の方々にもリーチできる可能性があります。
そういう面で、「ゼクシィ保険ショップ」のWebには大きな可能性があるに違いない、まだまだ伸びしろがあるだろうと見込んで、今年度は「前年比150%」というとても高い目標が掲げられました。
これまでWebサイトを通じての無料相談の予約数は右肩上がりではありました。しかし、「前年比150%」という目標は、その延長線上では届かないものでした。これまで通りでは届かない目標にチームとして不安を感じつつ、同時に「どうすれば達成できるかな!?」とワクワクもしていました。
Q.「前年比150%」は非常に大きな目標ですが、最初はどのように達成にむけて取り組まれたのですか?
当初は社内リソースで、SEOからサイト改善まで、Web周り全般の改善を行おうと考えました。アクセス解析データをはじめとした様々なデータを独自に分析して、方針を立てて、施策に落とし込んでいく予定でした。
しかし、ここで課題となったのが”Webマーケティング”と”一般的なマーケティング”の違いでした。データをもとに「方針を立てる」ということについては、一般的なものでもWebでも”マーケティング”という点であまり変わらないので、ある程度まで自分たちでもやることができました。しかし、Webについての知見・経験の足りなかった社内リソースだけでは、どうしてもその「方針」に対して「具体的施策への落とし込み」ができませんでした。
そこで「具体的施策への落とし込み」をすべく、「Webに関する知見」を補うためにWebコンサルタントの方にサポートを依頼しました。
Q.Webコンサルタントの方の知見でどういった問題が解決できましたか?
「データの分析」について強化できるとともに「具体的施策への落とし込み」ができました。しかし、Webコンサルタントの方々のご提案は「中期的な具体的施策」が多く、その効果が発揮されるのは、2年後・3年後といった中期的な将来を見据えたご提案ばかりでした。それはそれで大変ありがたかったのですが、一方で私たちは「前期比150%」という足元の高い目標を達成するための「短期的な具体的施策への落とし込み」はできないままで、そこに焦りを感じていました。「前年比150%」という足元の目標を達成するためには、また別の何かが必要だと感じました。
Q.そのような課題感が、AIアナリストを導入いただくきっかけになったのですね。
そうですね、最初は偶然「AIアナリストブログ」の記事を読んで、「AIアナリスト」を自社サイトのSEOの改善に活用できないかと考えて問い合わせたことがきっかけでした。
WACULの担当者の方にお会いした際に、SEOの改善を主軸にご相談したところ、私たちが抱えていた課題感を紐解きながらヒアリングしてくださいました。そのヒアリングを通じて、SEOだけでなくサイト内改善によるCVRの向上についても一緒に考えるべきだと知ることができました。SEOだけ、CVRだけという、Webのある1つの部分だけの改善提案ではなく、Webサイトやビジネス全体の目標に寄り添って、幅広くワンストップで提案頂けた点はとても頼もしく感じました。
そして何より、私たちが最も課題に感じていた「短期的な具体的施策」への落とし込み方法までご提案してもらえるということが「AIアナリスト」の導入にいたる最大の要因となりました。
Q.AIアナリストの提案はいかがでしょうか。
基本であるデータの分析から改善方針の提案まではAIアナリストに任せることで高いレベルで自動化することができました。また、最も重要視していた「短期的な具体的施策」については、実際の画面案などすぐに対応できる具体的な提案を多数いただきました。
「AIアナリスト」は、行うべき施策が何で、その施策を実施したときにどれだけ改善が見込まれるか、すべてを必ずデータ根拠とともに提案してくれます。そこには経験や勘といった不確かなものはありません。「AIアナリスト」は25,000サイトから抽出された「勝ちパターン」を示してもらえるのです。実際のデータに基づいて、施策ごとの無料相談予約数の改善見込みまで出してもらえるので、私たちとしても「これでいこう」と、目標達成に向けて躊躇なく動き出すことができました。
今、「AIアナリスト」の改善提案を実装していくなかで、「ゼクシィ保険ショップ」のWebサイトも「当たり前品質」を手に入れるとともに、目標達成に近づいてきていると感じています。
また、直近の目標達成に向けた「短期的な具体的施策」だけでなく、「中期的な具体的施策」についても提案してもらえました。「AIアナリスト」が持つ25,000サイト※ものデータから弊社と似たタイプのサイトを抽出していただき、そのデータから他社が成功している集客施策(広告施策やコンテンツマーケティングなど)を示していただきました。実際に他社が成功している施策を、データを基に提案しているので、非常に成果予測に信ぴょう性があります。施策によっては時間のかかるものもあるので、これからじっくりと実施していきたいと思っています。
※2018年11月時点
Q.「当たり前品質」の次に目指していらっしゃるものは何でしょうか。
2年後にはWebサイトからの無料相談を4倍以上にするという目標があります。これはとてつもなく大きな目標です。
この大きな目標を達成するには定量的なデータ分析と定性的な観察力や発想力などのクリエイティビティ、双方を高めていく必要があると考えています。前者の定量的な部分は「AIアナリスト」を使いこなしつつ、後者の定性的なクリエイティブな部分については私たち自身の力を磨いていきたいと思っています。
まさにAIと人が分業しながら共生する世界です。これによって「当たり前品質」を超えた「業界トップの品質」まで昇華させたいと思います。