マイクロサイトとは?作成するメリットと活用事例7選を紹介

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こんにちは。SEO記事提供サービス「AIアナリストSEO」ライターチームです。

この記事では、Web関連用語である「マイクロサイト」について解説します。マイクロサイトとは、通常のWebサイトとランディングページの中間にあたるWebサイトのことです。コンバージョンを上げられるなどのメリットがあるため、多くの企業に注目されています。Webサイトのリニューアルをお考えの方は、ぜひ参考にしてください。

目次

マイクロサイトとは

マイクロサイトとは、メインのWebサイトとは異なる価値を提供したい場合に作成される、補助的なWebサイトのことです。メインのWebサイトとランディングページの中間にあたります。Weblio英語表現辞典での説明は、「メインのウェブサイトを補足するために別のURLに作られた小さいウェブサイト」です。

マイクロサイトは、メインのWebサイトとは異なるURLを持ち、平均5~7ページ程度で作られます。ブランディングの観点から、メインのWebサイトとは異なるレイアウトで展開することが多いです。場合によっては、カテゴリ別にメインサイトの下位断層に整理されることもあります。

参考:Weblio英語表現辞典|マイクロサイト

マイクロサイトの必要性が高まった背景

近年、コンテンツの飽和化が進み、UXや訴求力に問題のあるBtoBサイトが増えています。UXや訴求力が低下すると、コンバージョン率も低下するため早急なリニューアルが必要です。しかし、大幅なリニューアルは設計やコンセプトといった根本的な修正がいるため、安易におすすめできません。無計画でコンテンツを変更すると、コストやリスクが増加します。

そこで注目され出したのがマイクロサイトです。マイクロサイトなら、メインサイトを大幅にリニューアルすることなく、補助的なサイトを構築できます。検索エンジンの評価基準が変化したことや、クラウド型CMSが登場したことも、注目を集めている大きな要因です。少ないページ数でも検索上位をとれるようになったことで、マイクロサイトを利用する企業が増えています。

マイクロサイトを作成するメリット

マイクロサイトを作成するメリットはどのようなものがあるのでしょうか。具体的な利点を解説します。

サイトのリニューアルがしやすくなる

マイクロサイトを作成することで、メインのWebサイトをリニューアルする手間が少なくなります。以下でリニューアルのハードルが下がる理由を、コストとリスク面から紹介するので、ぜひ参考にしてください。

リスクが少なくて済む

メインのWebサイトをリニューアルすると、有用なコンテンツを削除してしまい、SEOのバランスを崩してしまう可能性があります。SEOのバランスが崩れると、集客力が下がるため、売上も低下するでしょう。また、新たに設定したターゲットを間違えた結果、コンバージョン率が低下する可能性もあります。

マイクロサイトは、既にコンバージョンの効果が高いページを活用するため、リリース後の売上が変化しづらいです。メインサイトの顧客をそのまま購入に誘導できるため、機会損失を抑えられます。

また、もし設定やコンテンツの内容が間違っていても、ページ数が少ないため修正しやすいです。思った以上にコンバージョンが伸びない場合でも、柔軟に軌道修正できます。

コストの削減が見込める

マイクロサイトは、リニューアルに関するコストがほとんどかかりません。ページ数が少ないため、Webサイトの設計やコンテンツの作成に必要な人員を抑えられます。メインのWebサイトのように、リニューアルにかなりの構築期間や費用、労力を要することはありません。5~7ほどのページ数があれば、問題なく完成できるでしょう。

コンバージョンを高めることが出来る

マイクロサイトを活用して、コンバージョンを最大化できます。メインのWebサイトからコンバージョンの高い記事を、ブラッシュアップするためです。既に効果の出ている記事を流用するため、ある程度のコンバージョン率が期待できます。具体的な手順は、以下の通りです。

  1. メインのWebサイトからコンバージョンの高い記事をピックアップする
  2. 上記の記事をブラッシュアップしてマイクロサイトを構築する
  3. Googleのタグ管理システムを実装する
  4. 効果検証と実施を繰り返して、コンバージョン率をあげていく
  5. 集客用の記事を増やしていく

マイクロサイトの活用事例7選

マイクロサイトを活用して、集客に成功している企業サイトを7例紹介します。マイクロサイトを作成する際の参考にしてください。

ミラー社

ミラー社は、アメリカの溶接機メーカーです。メインサイトのトップページ下部に、業界別情報というコーナーを設け、そこから6種類の業界別のマイクロサイトに誘導しています。業界別におすすめの商品を紹介しているのが特徴です。

※参考:Miller - Welding Equipment - MIG/TIG/Stick Welders & Plasma Cutting

Oracle EPM

Oracle EPMは、海外向けのメインサイトに、日本向けのマイクロサイトを掲載しています。日本独自のコンテンツを、メインサイトの中に内包させた形です。興味を持ってくれた顧客については、ホワイトペーパーに誘導しています。

※参考:Enterprise Performance Management | Oracle 日本

Classi

Classiは、学校教育におけるICT活用を支援しているクラウドサービスです。コンテンツの数は多くないものの、Webサイトの設計がしっかりしており、濃密なユーザー体験を経験できます。一般的なWebサイトのような見た目が特徴です。

※参考:Classi(クラッシー) - 学校教育のICT活用を支援するクラウドサービス

Flipdesk

Flipdeskは、Web接客ツールを提供しているWebサイトです。トップページにメインとなるコンテンツを集約させ、商品の理解や問い合わせまでできるようになっています。必要に応じて、詳しい情報を別ページで確認可能です。

※参考:Flipdesk – ウェブで接客。コンバージョン率を改善

IEYASU

IEYASUは、ベンチャー企業向けのクラウド勤怠管理システムを提供しているWebサイトです。4つのソリューションで構成されており、動画コンテンツなどでユーザー体験を高めています。シンプルで分かりやすいのが特徴です。

※参考:無料のクラウド勤怠管理システム【IEYASU】タイムカードを卒業

コールセンターシステムSakura

コールセンターシステムSakuraは、単ページ構成であるものの、漫画を活用し、ライバルの多いキーワードで検索上位を獲得しています。レイアウトがしっかりしており、視覚的にも楽しめるのが特徴です。テキストページが多い競合サイトとの差別化が見受けられます。

※参考:Sakuraコールセンターシステム | 低コストで拡張性の高い電話業務のプラットフォーム

グローバルプリント

グローバルプリントは、横浜市に本拠地にする印刷・企画会社です。トップページに動画コンテンツを使用しており、制作実績や企業コンセプトを前面に押し出しています。テキストの比率が少なく、文章以外の方法で商品のメリットを伝えているのが特徴です。

※参考:横浜の印刷会社 株式会社グローバルプリント

まとめ

マイクロサイトは、メインのWebサイトとは異なる価値を提供したい場合に作成される、補助的なWebサイトです。ページ数が少ないため、リニューアルにかかるリスクとコストを抑えられます。メインサイトのリニューアルが必要な方は、ぜひお試しください。

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この記事の執筆者

株式会社WACUL

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株式会社WACUL(ワカル)は、「Webサイト分析をシンプルに」というビジョンのもと、簡単にWebサイト改善の方針を手にすることができる世の中を実現します。