コンテンツマーケティングはおもに18種類|DECAXに即したコンテンツも解説

コンテンツマーケティング |

こんにちは。SEO記事提供サービス「AIアナリストSEO」ライターチームです。

コンテンツマーケティングを導入するうえでは、その種類について明確に把握しておくことが大切です。この記事では、細分化されているコンテンツマーケティングの種類について解説します。ユーザーの購買行動に即したコンテンツの種類などを詳しく説明するので、参考にしてください。

目次

コンテンツマーケティングとは?

コンテンツマーケティングとは、ユーザーのニーズに応じた情報を発信し、ユーザーを顧客として育成し購買行動を促すマーケティング手法のことです。ユーザーには最終的に、自社のファンになってもらうことを目指します。

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コンテンツマーケティングは3種類のカテゴリに分類される

コンテンツマーケティングの種類は「On-Site(オンサイト)」「Multimedia(マルチメディア)」「OutBound(アウトバウンド)」の3種類に分けられます。ここでは、それぞれについて詳しく解説します。

On-Site(オンサイト)

On-Siteは自社メディアなど、自社で運用するコンテンツのことです。SEO対策を行う際にも効果的であり、コンテンツマーケティングの中でも、よく使用されるコンテンツだといえます。具体的には、コンテンツマーケティングにおけるオンサイトのコンテンツの具体例としては、ポストやレビュー、ケーススタディーなどが挙げられます。

Multimedia(マルチメディア)

Multimediaは、On-Siteのような自社メディアから独立して視聴できるコンテンツのことです。従来のコンテンツはテキストがメインでしたが、Multimediaでは、ポッドキャストやプレゼンテーション、動画、ウェビナー、本など様々なコンテンツが該当します。また、オウンドメディアやアウトバウンドでも利用可能です。

OutBound(アウトバウンド)

OutBoundは、自社サイト以外で発信するコンテンツのことです。自社サイト以外から発信するため、自社サイトを閲覧しないような人たちに対しても情報発信が可能となります。具体的には、Twitterやニュースレター、プレスリリースなどがOutBoundのコンテンツとして挙げられます。

コンテンツマーケティングは18種類以上

コンテンツマーケティングにおけるコンテンツの種類は、18種類以上にも及びます。以下は、その一例です。

アウトバウンド
  • Pr(プレスリリース)
  • Ne(ニュースレター)
  • Tw(Twitter)
  • Sp(ソーシャルポスト)
オンサイト
サポーティブ
  • P(ポスト)
  • Re(レビュー)
  • Cs(ケーススタディー)
  • At(アーティクル)
  • Wp(ウェブページ)
  • Wt(ホワイトペーパー)
  • Bp(ブログポスト)
マルチメディア
  • Pc(ポッドキャスト)
  • Pp(プレゼンテーション)
  • Wb(ウェビナー)
  • Eb(e-Book)
  • Bk(本)
  • Vi(動画)
  • Pdf(PDFファイル)

ここでは、それぞれの種類について詳しく解説します。

アウトバウンド

Pr|プレスリリース

プレスリリースとは、企業が自社のビジネスや商品などを紹介する記事のことです。ニュースサイトなどにニュースとして配布され、そこから情報がユーザーのもとへ届きます。情報を拡散させるという意味では効果的な手段です。

Ne|ニュースレター

ニュースレターは、メールマガジンや会報誌などのことを指します。ニュースレターは、企業側からユーザーに向けて情報を発信し関係構築ができるため、攻めの戦略だといえます。メールマガジンに新しいブログポストや自社関連のトピックを記載すれば、そこからオウンドメディアへの誘導やコンバージョンの達成などに繋げられるでしょう。

Tw|Twitter

Twitterは、140文字の短文投稿ができるSNSサービスのことです。気軽に投稿できる便利なツールですが、ユーザーのタイムラインからすぐに消えてしまうため、情報として活用できる期間は短めです。それでも、ユーザーのニーズに合致すれば、一気に情報が拡散されることもあります。

Sp|ソーシャルポスト

ソーシャルポストは、任意のジャンルの企業リリースをタイムライン上に自動で配信できるサービスのことです。後述するブログポストの補完役として活用でき、場合によってはユーザーによって情報が広く拡散されることもあります。ただし、一度拡散され始めると、自社ではコントロールができません。

オンサイト

P|ポスト

ポストとは、FacebookやGoogle+といったSNSへの投稿や比較的短めのブログ記事のことです。文字数としては、約600文字前後で扱う内容は時事ネタなどが多くなっています。ポストは、ユーザーからの共感を得ることに伴うブランディングを行うために使用されます。

Re|レビュー

レビューとは、実際に商品やサービスを利用した人からの評価のことです。実際の評価を掲載することで、購入を迷っている人の決断を後押ししてくれます。特に購入後の姿をイメージできるレビューは効果的だといえます。

Cs|ケーススタディー

ケーススタディーは、成功事例と失敗事例のことです。商品やサービスに関す流「成功事例があると、ユーザーからの信頼感を高めることができます。また、失敗事例であっても、成功のための過程として紹介できれば、信頼度アップにつながるでしょう。

At|アーティクル

アーティクルとは、自社のWebサイトに掲載するブログ記事のことです。文字数としては、1,000文字程度あればいいとされていますが、SEO対策を行うのであれば、2,000文字以上のブログにするのが理想的です。

Wp|ウェブページ

ウェブページは、商品やサービスなどを詳しく紹介するページのことです。購入を検討している人が必要としている情報の提供が行われます。

Wt|ホワイトペーパー

ホワイトペーパーは、自社商品やサービスの概要や調査結果などを記載したものです。事実のみを簡単に記述しており、文字数は1,000文字程度とされています。ホワイトペーパーはユーザーに商品やサービスに理解を深めてもらう際に利用します。

Bp|ブログポスト

ブログポストは、企業が発信する記事のことです。コンテンツマーケティングの中でも主流といえるコンテンツであり、オウンドメディアを中心として発信されます。文字数は5,000文字程度となるのが一般的です。

マンガ

先ほどの一覧表には記載していませんが、マンガもコンテンツマーケティングに活用可能です。企業や商品、サービスなどに関するオリジナルマンガを作成し、集客に活用できます。マンガ自体は日本人に馴染みがあるため、強力なコンテンツだといえるでしょう。

マルチメディア

Pc|ポッドキャスト

ポッドキャストは、ブログポストで扱う内容を音声に置き換えた音声コンテンツです。ユーザーに対する訴求力は動画ほど強くはありませんが、テキストよりは強いといえます。その企業や商品、サービスについてある程度知っている人、ファンである人に向けての発信に適しています。

Pp|プレゼンテーション

プレゼンテーションとは、スライドショーやプレゼンテーション用の資料のことを指します。特にスライドショーはそのままでもコンテンツとして活用できる便利なものです。プレゼンテーションを使用する際は、要点はできるだけコンテンツの冒頭で触れておくようにしましょう。

Wb|ウェビナー

ウェビナーとは、Webセミナーのことです。1分半〜3分程度の動画コンテンツとなっているのが一般的で、リアルタイムでの視聴もしくはアーカイブによる視聴でユーザーに対して想いを伝えることができます。

Eb|eブック

eブックは、電子書籍のことです。実際の書籍ほどインパクトはないものの、制作が簡単である点が特徴です。また、ユーザーからの信頼も得やすいコンテンツだといえます。

Bk|本

本は、書籍のことです。ユーザーの信頼を高めるためにはうってつけのコンテンツであり、ユーザーが商品やサービスの購入を決断するきっかけになりうるものです。本で自社のWebサイトなどを記載すれば、書籍経由で顧客獲得ができるかもしれません。

Vi|動画

動画は、先述のウェビナーやYouTubeといった動画コンテンツのことです。オウンドメディアをはじめとしてSNSなど様々な場所で公開可能なコンテンツとなっています。自社サイトに埋め込むことで、ユーザーの滞在時間を伸ばしてくれるというメリットもあります。

Pdf|PDFファイル

PDFファイルは、インターネット上における書籍のようなものです。eブック同様制作が簡単に行える点が特徴で、ユーザーからの信頼アップにもつながります。また、ホワイトペーパーをPDFファイルで配布することもあります。

ユーザーの購買行動「DECAX」に即したコンテンツの種類

ここでは、ユーザーの購買行動を表すモデルである「DECAX」の概要と、それに即したコンテンツについて解説します。

DECAXとは?

DECAX(デキャックス)とは、コンテンツマーケティングが主流の時代における消費者の行動モデルのことです。DECAXは、以下の言葉の頭文字をとって構成されています。

  • Discovery(発見)
  • Engage(関係構築)
  • Check(確認)
  • Action(購買・行動)
  • eXperience(体験と共有)

ここでは、それぞれについて解説します。

Discovery

Discoveryとは、ユーザーが情報を認知する段階です。従来のアウトバウンドマーケティングにおいては、企業からの情報発信が購買行動のスタートでしたが、コンテンツマーケティングにおいては、ユーザー自らの発見がスタートとなります。

Discoveryの段階に適したコンテンツの種類

Discoveryの段階では、ブログポストとソーシャルポストの2つのコンテンツが適しているとされています。ブログポストは企業が発信する記事のことで、コンテンツマーケティングの中でももっともポピュラーなコンテンツだといえます。

またソーシャルポストは、ブログポストの情報を保管する役割を持ちます。ユーザーの興味や関心を引くことができれば、情報の拡散も期待できるでしょう。

Engage

Engageとは、ユーザーによって発見された情報がきっかけとなり、企業とユーザーが関係構築に取り組む段階です。ユーザーが様々なコンテンツに触れ関係性を深めていくことで、信頼度を高めていきます。

Engage段階に適したコンテンツの種類

Engage段階に適しているのは、コンテンツそのものです。この段階におけるユーザーは、検討している段階であるため、企業側はユーザーの獲得と育成することを目的に情報発信を行います。具体的には、ウェブページやランディングページ、プレゼンテーション、ポッドキャストなどを利用します。

Check

Checkはユーザーが商品やサービスに注目し、確認する段階です。ユーザーは、企業やメディアに対する信頼を高めた状態であり、その企業が提供する商品やサービスをチェックします。そして、自分にとっていいものなのかどうかを比較検討します。

Checkの段階に適したコンテンツの種類

Checkの段階では、ユーザーがその商品やサービスを購入するための決定材料となるコンテンツを提供することが大切です。具体的には、ケーススタディーやホワイトペーパー、ウェビナー、ビデオ、プレスリリースなどが効果的だとされています。

Action

Actionとは、商品やサービスの比較検討を行なったユーザーが実際に購買する決定段階です。ユーザーは商品やサービスが自分にとっては良いものだと判断したため、購入手続きや登録手続きを行います。

Actionの段階に適したコンテンツの種類

Action段階においても、決定材料となるようなコンテンツが必要となります。具体的には、ブックやeブックなどユーザーからの信頼度も高く、決定を後押ししてくれるようなコンテンツが該当します。

eXperience

eXperienceは、実際に購入した商品やサービスを使ってみた感想や体験談をSNSで共有する段階です。この共有は、他のユーザーにとってのDiscoveryになり、次の購買行動につながります。

eXperienceの段階に適したコンテンツの種類

eXperienceでは、他のユーザーと情報の共有を行うため、SNSの利用が適しています。具体的には、TwitterやFacebookなどで感想を投稿し、他のユーザーへと拡散していきます。

コンテンツマーケティングの公開に活用する媒体の種類

ここでは、コンテンツマーケティングでコンテンツを公開する際に活用する媒体について解説します。

「トリプルメディア」とは?

トリプルメディアとは、「オウンドメディア」「ペイドメディア」「アーンドメディア」という3つのメディアのことを指します。コンテンツマーケティングにおいては、3つのメディアを連携させることで、相乗効果を見込むことができます。各メディアは、目的に応じて使い分ける必要があります。

オウンドメディア

オウンドメディアとは、企業が自ら運営するメディアのことです。自分たちでコントロールできる点が特徴で、潜在顧客との接点にもなります。また、コンテンツの提供を通して、ブランディングを強化することも可能です。さらにコンテンツをメディアにストックしていくことで、自然検索やSNSからの流入を図ることもできます。

ペイドメディア

ペイドメディアは、企業がお金を支払うことで出向できるメディア、つまり広告媒体のことを指します。広告は様々な人たちの目に止まるため、自社のWebサイトではアプローチできないような顧客層と接点を持つことができます。

アーンドメディア

アーンドメディアとは、ユーザーから情報が発信されるメディアのことです。具体的には、SNSやブログ、さらには口コミサイトなどが挙げられます。アーンドメディアは、ユーザーとのコミュニケーションが可能であるため、信頼関係の構築にも役立ちます。また、ユーザーの興味や関心を引けば、自社に関する情報が拡散されることもあるでしょう。

まとめ

コンテンツマーケティングは、ユーザーのニーズに応じたコンテンツを提供することで、ファンとして育成し、購買を促進するマーケティング手法です。コンテンツの種類は多岐にわたり、ユーザーの購買行動の段階に応じたコンテンツを提供することで、ユーザーは、さらに自社の商品やサービスに興味を持ってくれるでしょう。

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この記事の執筆者

株式会社WACUL

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