コンテンツマーケティングにおける導線の重要性|CTAの種類や導線設計のコツも解説

コンテンツマーケティング |

こんにちは。SEO記事提供サービス「AIアナリストSEO」ライターチームです。

コンテンツマーケティングの「導線」とは、「ユーザーにWebサイト上をどう動いてほしいか」を考え、設けたルートのことです。

コンテンツマーケティングを始めたものの、なかなか成果が出ないという場合は、導線設計に問題がある可能性があります。この記事では、コンテンツマーケティングにおいて導線設計が重要な理由や、導線の種類、導線設計のポイントなどを解説します。ぜひ役立ててください。

目次

コンテンツマーケティングにおける「導線」とは?

コンテンツマーケティングにおける「導線」とは、Webサイトの運営者が「ユーザーにWebサイト上をどう動いてほしいか」を考え、設けたルートのことをいいます。運営者が意図した通りに動いてもらうことを目的としているため、Webサイトの運営者はユーザーの行動を分析してサイト改善を重ね、導線設計を行う必要があります。

「導線」と「動線」の違い

「導線」と混同されやすい言葉として「動線」がありますが、両者の意味は全く異なります。

導線 ユーザーにどのようにWebサイト上を動いてほしいかを想定し、設けたルート
動線 ユーザーがWebサイト上で実際にたどったルート

くわしくは以下の記事でも解説しています。
※参考:サイト導線って何? 「動線」との違いから分析方法まで解説!|アクセス解析ツール「AIアナリスト」ブログ

コンテンツマーケティングで導線設計が重要な理由

では、コンテンツマーケティングで動線設計が重要な理由とは何でしょうか。以下で解説します。

Webサイトからの離脱を防ぐ

導線設計が適切に行われていないと、Webサイトの訪問者が探したい情報にたどり着けず離脱してしまう可能性があります。その結果、CVにつながる確率が下がるため、導線設計は重要といえます。

ユーザーのストレスがなくなる

導線設計がしっかりと行われていれば、ユーザーはスムーズにWebサイトを見ることができ、閲覧する際のストレスがなくなります。その結果、CV率の上昇にもつながるでしょう。

予期せぬCVにつながる可能性がある

ユーザーがストレスなくWebサイトを閲覧できるようになったことで、Webサイトに滞在する時間も長くなります。その結果、商品やサービスへの関心が高まったり、導線設計に沿って、予定していなかったページを訪問したりして、予期せぬCVにつながる可能性があります。

コンテンツマーケティングの導線・CTAの種類

CTAとは「Call To Action」の略称で、直訳では「行動を喚起する」という意味ですが、Webサイトの訪問者を「会員登録」「資料請求」といった特定の行動に誘導するためのボタンなどがこれにあたります。

ここでは、コンテンツマーケティングの導線として、CTAの主な種類を挙げ、それぞれのメリットや向いているケースを解説します。

会員登録(メールマガジン/LINEアカウント登録)

LINEやメールマガジンは、ユーザーが気軽に登録ができる点が特徴です。若い層をターゲットとしている場合は、特にLINEの友だち登録を利用すると商品やサービスの認知を広げやすいでしょう。

これらは比較的CVのハードルが低い「マイクロCV」と呼ばれ、情報収集段階の顧客と接点を持つことができます。購買意欲が高まった段階でアプローチにつなげることができます。

お問い合わせ

お問い合わせは、サイト内の問い合わせページにリンクしたボタンを設置することで誘導できるため導入しやすいです。何らかの課題を持ち自社のサービスに強く関心を持っている場合が多いため、見込み客のリード獲得や商談につながるCTAです。

資料請求(導入事例集/製品・サービス資料)

信頼性が必要なサービスを扱っているのであれば、実際にサービスを導入している人の声を集めた「導入事例」、見込み客へ積極的にサービスをPRしたい場合は、自社のサービスを分かりやすくまとめた「製品・サービス資料」などを資料としてダウンロードしてもらうCTAが良いでしょう。

ダウンロードの際に情報を入力してもらうことでデータの取得もできるので、営業もスムーズになります。

ホワイトペーパーダウンロード

ホワイトペーパーとは、自社の商品やサービスの紹介のほか、役立つ情報などをまとめた資料のことで、見込み顧客の獲得したいときに最適です。

ユーザーが理解しづらい難しい情報を分かりやすく解説することで、企業への信頼度を高めてもらい、魅力を感じてもらいやすくなります。自社サービスのPRではなく顧客のニーズに寄り添った内容を提供します。

無料トライアル

「初回お試し無料」や「1ヶ月無料」などの施策のことです。実際に無料で使用できることで効果を試すことができるためユーザーに対してメリットが大きく、コンバージョンへ結びつきやすいです。

化粧品やサプリメントなどの商材や、動画配信サイトなどで多く見られ、トライアルによって顧客に満足してもらうことで継続へとつなげていきます。

セミナー/ウェビナー申し込み

テーマに関して興味関心のあるユーザーに話を聞いてもらえるため、商品やサービスの魅力をダイレクトに伝えることができます。特に専門知識の必要な業界と相性が良いでしょう。近年はオンラインで行えるウェビナーが増加し、参加者のハードルも低くなりました。

SNSアカウントのフォロー(Twitter/Instagram/Facebookなど)

Twitter、Instagram、Facebookなど自社のSNSをフォローしてもらうことで認知を広める施策です。幅広いユーザーの認知を獲得したいときに向いています。企業とユーザーとでコミュニケーションを取ることができ、親しみを持ってもらうことができます。

しかし、フォローは手軽に行えるため、ユーザーが自社のサービスに対して強い興味関心がない場合も多いです。そのため、他のCTAと併用して行うのがおすすめです。

コンテンツマーケティングの導線・CTAの形式

コンテンツマーケティングの導線におけるCTAの形式はどのようなものがあるのでしょうか。以下で紹介します。

ボタン

ボタンは非常に分かりやすいCTAです。「背景色に対し目立つ色を選ぶ」「陰影をつけて立体的に見せる」など、ボタンが見やすい工夫をすると良いでしょう。また、ボタンには「会員登録はこちら」といった文言が入れられるため、クリックした際にどのページに移るのかがわかりやすい点もメリットです。

バナー

バナー広告と同様に、バナーを作り、CTAとしたものです。ページの最後などに設置します。画像を挿入することができ、視覚的に分かりやすく伝えられるのが特徴です。

テキスト

画像を使用せず、通常の文章の中にリンクを入れる形式のCTAです。記事の一部と捉えられやすく、ユーザーに不快感を持たれることなく自然にフォームに誘導することができます。

コンテンツマーケティングの導線設計・CTAの設置箇所

コンテンツマーケティングにおけるCTAの主な設置箇所としては以下が挙げられます。

  • ファーストビュー内
  • コンテンツの最後
  • コンテンツ内
  • サイドバー

CTAはWebサイトを使用するユーザーにとってわかりやすく、目につく場所に設置することが重要です。クリックしたら何を得られるかを、ユーザーに明確に伝えられるようにしましょう。

導線設計時に着目すべきポイント

コンテンツマーケティングの導線を設計する際に着目すべきポイントについて、以下で解説します。

よく見られているページ

どのページがよく見られているのかを分析することが重要です。それが分かれば、導線設計は正しく行えているのか、間違った導線設計になっているかを判断することができ、改善につなげられます。

ランディングページ

ランディングページとは、ユーザーが最初に見るページのことです。どのページから閲覧されることが多いのかを分析し、優先的にランディングページの導線を設計することで、効率的に成果が出せます。

Webサイト内でのユーザーの行動

ユーザーがWebサイト内でどのように動いたのか分析します。ユーザーの行動分析は、Webサイト運営者が予測した通りにユーザーが動いているかを確認するために必要です。

コンテンツマーケティングの導線設計方法とコツ

コンテンツマーケティングにおける導線設計方法はどのようなものがあるのか、コツを以下で解説します。

自社に合った可能な導線を選択する

資料ダウンロード、メールマガジン登録、SNSアカウントのフォローなど、コンテンツマーケティングの導線は様々です。しかし、自社にリソースがなければ、せっかくSNSアカウントのフォローやメルマガ登録をしてもらっても、配信が途中で更新が滞るなど、うまく運用していけないこともあります。自社に合った導線を選択しましょう。

トップページを改善する

トップページは企業の印象を左右する大事なページです。改善する際に意識したいポイントは、どのようなサイトかがひと目でわかること、探したい情報がどこにあるかがすぐにわかることです。ユーザーが次に取るべき行動がわかるようにしましょう。ページ全体の目次のような役割である「ナビゲーション」も効果的に使いましょう。

カスタマージャーニーマップを作る

カスタマージャーニーとは、ペルソナの商品・サービスの認知から購入にいたるまでのプロセスを旅になぞらえて表現した言葉で、その各段階における行動や心理を可視化したものが「カスタマージャーニーマップ」です。

カスタマージャーニーマップを作るメリットは、ユーザー目線に立ち導線設計ができることです。また、効果検証や改善も行いやすくなります。

CTAの文言・デザインを工夫する

コンテンツマーケティングの導線は、CTAボタンやバナーを工夫することが重要です。ボタンの色を工夫する、シンプルな文言にする、選択肢を少なくするなどが挙げられます。工夫することで、ユーザーの離脱を防ぎ、クリック率の上昇、コンバージョン率の上昇にもつながります。

ポップアップ表示を活用する

インターネット用語におけるポップアップとは、Webサイト内のリンクをクリックしたときに別のウィンドウが立ち上がることをいいます。ポップアップ表示を活用することで、ユーザーの行動に合わせて目的のルートへと誘導することができます。

(例)ショッピングサイトでカートに商品を入れ、その後ユーザーが離脱した時に「○○円で送料無料」のポップアップを表示する

まとめ

コンテンツマーケティングの導線を適切に設計することで、ユーザーのWebサイトからの離脱を防げるほか、閲覧時のストレスをなくし、滞在時間を長くすることができます。その結果、ユーザーの商品・サービスへの関心を高めることができ、CV率の上昇にもつながるでしょう。

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この記事の執筆者

株式会社WACUL

株式会社WACUL

株式会社WACUL(ワカル)は、「Webサイト分析をシンプルに」というビジョンのもと、簡単にWebサイト改善の方針を手にすることができる世の中を実現します。