海外・国内のコンテンツマーケティング事例14選|事例を参考にすべき理由も解説

コンテンツマーケティング |

こんにちは。SEO記事提供サービス「AIアナリストSEO」ライターチームです。

コンテンツマーケティングはマーケティングの手法の主流となっています。インターネットが普及し、誰しもが情報発信をできるようになった今、ユーザーが本当に求めているものは何かを考える必要があります。

この記事では、国内・海外のコンテンツマーケティング事例を紹介します。自社の価値やユーザーが求めるものを考えるうえでの参考にしてください。

目次

コンテンツマーケティングとは

コンテンツマーケティングとは、ユーザーにとって価値のあるコンテンツを発信し、顧客のニーズを育成し、購買へと繋げ、最終的にファンとなってもらうマーケティング手法の1つです。

今すぐに商品やサービスを必要としている顧客をターゲットとするのではなく、コンテンツを通して潜在的な悩みや課題に対する解決方法を提示し、段階的に購買へと繋げる役目があります。

コンテンツマーケティングにおいて成功事例を参考にすべき理由

コンテンツマーケティングにおいて成功事例を参考にすることで、潜在的な顧客の必要としている情報を知ることや、まだ見ぬ自社製品・サービスの価値を考えるきっかけにすることができます。

成功事例を参考にするメリット

成功事例を参考にすると、ユーザーが本当に求めている情報は何なのか、悩んでいることや課題が何にあるのかを考えることができます。顧客となってもらい、その後ファンになってもらうためには、ユーザーの目線に立ったコンテンツ作りが必要不可欠であり、非常に重要なポイントです。

成功事例を参考にするデメリット

コンテンツマーケティングの事例に影響を受けすぎることで、自社の製品・サービスの理念が曲がってしまったり、違った方向に進んでしまったりすることがあります。完全に同じ商品ではなく、ブランド力も違うため、過去の成功にこだわりすぎず、参考にする程度で収めることが必要です。

海外のコンテンツマーケティングで使われている4つの手法

海外では、以下の4つのコンテンツを段階的に使い顧客獲得を目指しています。

  • テキストベースのコンテンツ
  • リッチコンテンツ
  • パーソナライズされたコンテンツ
  • インタラクティブなコンテンツ(Appを使ったコンテンツ)

テキストベースのコンテンツはSEO目的に作られ、検索プラットフォームに適したコンテンツ作りを指します。リッチコンテンツはテキストよりも、よりユーザーがシェアしたくなるような内容です。パーソナライズされたコンテンツやインタラクティブなコンテンツは、ユーザーの興味や意欲に対応する内容や、求めている情報を提供します。

国内でのコンテンツマーケティングの成功事例5選

世界共通としてコンテンツマーケティングは使われていますが、まずは国内の成功事例から紹介します。

株式会社マンションマーケット

株式会社マンションマーケットはマンションの売却や査定を事業としている会社です。顧客に向けて、不動産全般ではなく「管理」というカテゴリーを設け、いかに価値を下げずにマンションを売却し保護するのかといった記事を提供しています。潜在顧客の価値が下がる前に売却を検討しているユーザーの気持ちを汲み取った内容です。

HAPPY PLUS STORE

集英社のファッションサイト「HAPPY PLUS STORE」は、当初は雑誌に載っている商品が並べてあるカタログサイトでしたが、コンテンツ提供型のサイトに変更しました。

ファッションに興味を持つユーザーに対して、「バイヤーがおすすめするファッション」「コーティネートのスナップ」などを公開することでユーザーの興味を惹きつけました。雑誌編集部のクリエイターチーム力を使いこなして成功した事例です。

快活CLUB

ネットカフェの快活クラブは、新しく導入したゲームの宣伝にコスプレイヤーを起用した事例があります。直接タレント性のある人物がゲームで遊ぶ姿を公開し、YouTubeなどで流すことで、視聴者の親近感が湧き、遊ぶイメージを持ちやすくしました。ゲームの内容がより伝わり、ネットカフェでゲームをすることへの心理障壁がなくなる一例です。

北欧、暮らしの道具店

北欧、暮らしの道具店では、Webメディアのコンテンツ内から直接商品が購入できます。商品の特徴やおすすめを顧客のニーズを無視してプッシュするのではなく、暮らしの一部に「この商品があったら」というイメージがしやすいコンテンツが特徴です。自然な流れのPRができています。

鈴与株式会社

物流サービスを提供する鈴代株式会社では、文書管理に関する情報メディアを展開しています。本業とは違った事業を展開するためのプロモーションを行ない、コンテンツで信頼を獲得し、サービスを利用してもらう流れをつくっています。

文書管理をしようとしている人に向けて、よく悩むポイントや効率の良い方法などの情報を提供しており、無料のマニュアルもダウンロードできるようになっています。

海外でのコンテンツマーケティングの成功事例5選

海外のコンテンツマーケティングの成功事例を紹介します。日本とは違うコンテンツマーケティングの手法にも注目してください。

Weiniger

不動産会社でありながら「不動産」の文字を含めないコンテンツ提供をしているのが特徴です。物件のある地域情報、レストラン、ヨガスタジオといった、生活に関わる情報を提供しています。住んだ後のライフスタイルがイメージできるため、物件購入後の不安を減らして購買につなげられます。

Fanatics

スポーツのEコマースサイトである、「Fanatics」はウェブサイトへ継続的に訪れる人を増やす施策として、トレンド記事とロングテール記事の両方を提供しました。シーズン毎のスポーツ情報だけでは定期購読にはつなげにくいのが一般的ですが、スポーツの歴史など長く読まれる内容の記事も合わせて提供することにより、メディアのファンを増やしていった事例です。

Cat Academy

語学学習サービスのスタートアップがリリースした有料アプリが「Cat Academy」です。語学を学ぶだけのアプリではなく、猫の写真を織り交ぜて学習するスタイルです。「語学を学習したいが積極的にアプリを使っての学習は苦手」というユーザーに対して、遊び感覚で猫の画像を見ながら自然に学ぶアプリを提供しました。

Red Bull

キャッチコピーの「レッドブル、翼を授ける」にマッチしたコンテンツを提供しています。特徴的なのは、レッドブルを登場させず、スポーツやアスリート関連のコンテンツを配信している点です。ユーザーがシェアしたくなるようなコンテンツを提供しており、宣伝はしていないのですが、結果的にユーザーが商品を認知してくれるという構図になっています。

TripHacks DC

新型コロナウイルスの影響で、旅行のキャンセルが続き、ツアー会社も停止することとなりました。「TripHacks DC」は、TikTokでの動画配信を始めました。毎日投稿して、1カ月続けた結果、70万回以上の視聴回数、3000人以上の新規フォロワーを獲得しました。新しいプラットフォームに進出し、認知獲得に成功した事例です。

BtoBおける海外でのコンテンツマーケティングの成功事例4選

コンテンツマーケティングはBtoBでも使われています。BtoBでの成功事例を紹介します。

Neil Patel

「Neil Patel」はSEOやコンテンツマーケティングなどの関連ワードで検索上位表示されている優良メディアです。

良いコンテンツを制作するためのツールを販売していますが、説得力が強く、根強いファンがいます。検索数の多いビックキーワードだけではなく、細かなキーワードを表示して深い部分までをサイト内で紹介しています。回遊時間が長く、1つのサイトで課題解決できるのが特徴です。

HubSpot

HubSpotは、親近感の湧くブログを展開し、読みやすさ重視のサイト運営をしています。読みやすく、その後のアクションに移りやすい作りになっています。また、SEOに力を入れているメディアなので、古い記事や情報は新しいものに更新して検索上位を取り、ユーザー目線のコンテンツ提供をしています。

FireRock

FireRockは、石材などの建築材料を扱っている企業ですが、石材に関してのコンテンツを提供していません。石材を使った実際の家の画像などを載せ、ダイナミックにその先のイメージを掴みやすいメディアを展開しています。

Printerestというサービス内で画像を展開し、デザインを求めているユーザーが直感的に情報を掴みやすく、認知されやすいような流れを作っています。

American Express

アメリカンエキスプレス社はカード会社ですが、ビジネス情報を提供するメディアを展開してユーザーを獲得しています。メディアやSNSを使用して、起業家の話やビジネスに関する最先端の話題を提供し、読者の信頼を獲得してサービスを利用してもらうという、シンプルで堅実な流れを作っています。

コンテンツマーケティングを成功させるポイント

コンテンツマーケティングを成功させるには、計画的に実行する必要があります。そこで、成功させるためのポイントを紹介します。

長期の計画をする

コンテンツマーケティングによって認知してもらい、ファンを獲得する流れをつくるには、長期的な計画が必要です。最初からすぐに結果が出るのではなく、年単位の計画と実行をするのがポイントです。少しずつ増えていく読者を大切に長い目でみてユーザーに優良情報を提供していきましょう。

カスタマージャーニーマップを作る

カスタマージャーニーマップとは、購買までに顧客がどういった道を進むのかを見える化したものです。すぐに購入する可能性のある見込み顧客に対してだけアクションを起こすのではなく、顧客を育成する考えが大切です。ペルソナを設定し、ユーザーの感情を考え、何に困っているのか、求めているのかに見合ったコンテンツ作りを意識しましょう。

まとめ

国内や海外の事例からもコンテンツマーケティングはすぐに結果を求めるのではなく、中長期的なものであることがわかります。コンテンツマーケティングを成功させるには、商品やサービスを利用してくれる人の気持ちを考えながらニーズを掴むことが大切です。

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この記事の執筆者

株式会社WACUL

株式会社WACUL

株式会社WACUL(ワカル)は、「Webサイト分析をシンプルに」というビジョンのもと、簡単にWebサイト改善の方針を手にすることができる世の中を実現します。