拡張テキスト広告とは?メリットや入稿手順・注意点を解説

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こんにちは。広告運用代行サービス「AIアナリストAD」ライターチームです。

広告を運用する際に、Google広告を利用する企業も多いのではないでしょうか。この記事では、広告の運用を行う担当者に向けて、Google広告の拡張テキスト広告について、詳しく解説します。拡張テキスト広告の概要や設定方法などを始めとする、広告を出稿する際に必要な知識を解説しているため、自社での広告を運用するときの参考にしてください。

目次

拡張テキスト広告とは

拡張テキスト広告の特徴や、その他の広告との相違点などについて解説します。

拡張テキスト広告とはGoogle広告の一種

Googleの検索エンジンで表示される検索結果ページの上部には、いくつかの広告掲載スペースがあります。拡張テキスト広告は、この部分に掲載できるテキスト形式の広告です。ユーザーは、上から順に検索画面をみるため、画面の最上部に広告を掲載すれば、多くのユーザーの目にとまりやすくなります。広告を掲載するためにはGoogle広告への登録が必要です。

従来のテキスト広告との違い

拡張テキスト広告と従来のテキスト広告とを分ける大きな差は、広告に記載できる文字数が異なることです。従来のテキスト広告では、見出しが15文字まで、19文字まで記載できる広告文は2つまでとされていました。

一方、拡張テキスト広告では、全角15文字までの見出しが2つまで、7文字のパスが2つまで、説明文は45文字まで記載できます。このように、拡張テキスト広告はより情報量が多い広告を掲載可能です。

レスポンシブ検索広告との違い

レスポンシブ検索広告とは、「Responsive Search Ads」の頭文字を「RSA」と略して呼ばれているGoogle広告です。広告に記載できる文字数は拡張テキスト広告と同じですが、登録できる文章の数が異なります。

説明文は4種類まで、見出しは15種類まで登録できるため、複数のパターンを流用しながら広告の掲載に活かせます。さらに、検索キーワードとの関連が高いとされる見出しや説明文を提案するため、拡張テキスト広告よりも最適化できるでしょう。

拡張テキスト広告が必要な理由

上述した違いにより、拡張テキスト広告よりもレスポンシブ検索広告のほうが広告として優れているようにみえます。そのため、拡張テキスト広告は不要だと感じている人も少なくありません。しかし、レスポンシブ検索広告は、1つの広告グループにおいて3個までと制限があります。

また、Google広告はレスポンシブ検索広告を1個と、拡張テキスト広告は2個の掲載を推奨していることから、レスポンシブ検索広告を運用したとしても、拡張テキスト広告は必要です。

拡張テキスト広告を導入するメリット

以下では、拡張テキスト広告を利用した場合に得られるメリットについて解説します。

伝えられる情報量が多い

拡張テキスト広告は、従来のテキスト広告に比べ広告に載せられる文字数が多く、情報量の多い広告を掲載できます。文字数が多い広告のほうがユーザーの目にとまりやすいため、インパクトを与えやすくなるでしょう。また、ユーザーに訴えたいメッセージを、よりわかりやすく伝えられるようになっています。

モバイル端末に最適

インターネットを利用するユーザーのなかには、スマートフォンでのみ情報を検索するという人も少なくありません。その点、拡張テキスト広告では、スマートフォンなどのモバイル端末で見やすいように最適化されています。そのため、スマートフォンを利用して情報収集を行う人をターゲットにしたい場合に向いています。

クリック率が上がりやすい

拡張テキスト広告では、2つの見出しを設定し、広告を目立たせることも可能です。見出しの文言を工夫すれば、より幅広いユーザーをターゲットにできるうえに、効果的なアピールもできます。実際に、拡張テキスト広告を導入したことで、ユーザーによる広告のクリック率が上がったという事例も多くみられます。

拡張テキスト広告の入稿手順

拡張テキスト広告を設定する手順について、具体的に解説します。

1.既存の広告をどうするのか検討する

拡張テキスト広告を導入する前に、既存の広告の運用方法を検討しておく必要があります。拡張テキスト広告はクリック率の向上が期待できるメリットがあるうえに、自社や自社製品の認知率アップにもつなげられる広告です。従来の広告の欠点をカバーできる可能性もあるため、廃止するのか、併用するのかの判断を行いましょう。

2.文章を考える

ユーザーにとって興味をもてるような広告を打ち出せなければ、広告の効果は期待できません。こちらが伝えたいメッセージを羅列しても、ユーザーにくどい印象を与えてしまう可能性があります。広告に記載する際は、ユーザーの興味や関心事を予測したうえで、思わずクリックしたくなるような文章を掲載するようにしましょう。

3.管理画面から設定を行い入稿する

拡張テキスト広告の入稿は、Google広告の管理画面から行います。まずGoogle広告の管理画面にログインし、以下の手順で設定しましょう。

1.広告タブをクリックする

2.上記の画像にある「+広告」ボタンをクリックする

3.「レスポンシブ広告」を選択する(ここでは拡張テキスト広告の項目はない)

4.「拡張テキスト広告に切り替える」のリンクをクリックし、広告の設定を行う

見出しは15字まで設定できますが、15文字すべて使用すると、パソコン表示の場合後半部分が「…」と省略されてしまいます。重要な文言は前半部分に記載するなど工夫してください。

4.効果測定を行う

広告は入稿がゴールではありません。入稿後もクリック率などのデータを分析し、必要に応じて設定した内容を適宜変更していく必要があります。効果が思うように現れなかったは見出しや広告文を入れ替えるなど、適時対策していきましょう。そのため、定期的にクリック率やコンバージョン達成率などをチェックするようにしてください。

拡張テキスト広告を運用するときの注意点

広告を運用する際は、いくつかの注意点があります。拡張テキスト広告を運用する際は、以下の4つの注意点に気をつけてみてください。

テキスト広告は広告グループごとに50個まで設定可能

レスポンシブ検索広告が広告グループごとに3個まで設定できるといった制限があるように、拡張テキスト広告にも掲載可能な個数の上限が決められています。1つの広告グループに設定できる広告の数は最大で50個までです。

クリック単価を抑えられるようにこまめに調整する

広告掲載とクリック率のアップを目指していると、おのずと入札単価が上がっていきクリック単価が高騰する可能性があります。クリック単価が適切であるかのチェックも欠かせないようにしてください。とくに、入札額が適切であるかをよく検討したうえで、微調整を行いましょう。

禁止表現がある

禁止されている表現を使用すると広告掲載が停止される、もしくは掲載できない場合があります。たとえば、日本語としての文法に誤りがある、使用してはいけない表現を記載している、といったことです。また、差別や批判的な言葉の使用はもちろん、扇動的なうたい文句やユーザーに誤解を与えるような表現も禁止されています。

Google広告ポリシーの内容を確認し、禁止表現について把握しておきましょう。

広告代理店に依頼するときも文章チェックは行う

広告の運用を広告代理店などに任せている場合においても、文章のチェックは必ず行いましょう。広告に掲載する文章の文法は間違っていないか、禁止されている表現を使用していないか、きちんと自社で確認してください。

文章に誤りや誤解を招く表現を広告に使用すれば、後々に大きな問題に発展する可能性もあります。広告代理店に依頼する場合は、任せきりにしないことも大切です。

まとめ

拡張テキスト広告は、ターゲットに伝えられる情報量が増えるため、視覚的なインパクトを与えやすく、クリック率のアップも期待できます。ただし、文章のチェックや入札額の調整などの手間もかかります。業務の効率化を図るなら、広告運用のノウハウをもつ外部サービスの利用も検討してみましょう。

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この記事の執筆者

株式会社WACUL

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